2024年11月30日、台湾の農業部が台湾産の豚肉の魅力を日本市場に伝えるべく、関西で「台湾パイコー弁当」を発表しました。スーパーマーケット「松源」の各店舗で期間限定での販売が開始され、地元消費者に向けて台湾産豚肉の高い品質をアピールするキャンペーンが展開されます。
このプロジェクトは、台湾農業部と台湾優良農産品開発協会が協力して実現したもので、やがては地元消費者に台湾の食文化を体験させることを目的としています。台湾パイコー弁当は645円(税込)で販売され、数量限定のオリジナルバッグの特典も用意されています。
弁当の中心には脂身と肉のバランスが絶妙な台湾産豚肉が使われており、その美味しさを引き立てるために特別なタレソースがかけられています。さらに、高菜ご飯や台湾ソーセージも添えられ、消費者の味覚に合わせた美味しさを提供します。
オープニングセレモニーでは、台湾農業部の部長である陳駿季氏が登場し、「台湾豚肉の新たな一歩を踏み出したい」と語りました。また松源の社長、桑原太郎氏も「台湾パイコー弁当は双方の緊密な協力関係から生まれた」と述べ、より多くの消費者に台湾の食文化をアピールする意向を示しました。
台湾は以前、日本における生鮮豚肉のメイン輸出市場でしたが、口蹄疫の影響でその道は閉ざされていました。しかし、台湾は2020年に国際獣疫事務局により口蹄疫清浄地域に認定され、2024年もアフリカ豚熱の清浄国と認められています。今後、台湾産肉の輸出再開が期待され、日本の消費者に新鮮な豚肉が再び届く日も近いでしょう。
関西を代表するスーパーマーケットチェーン、松源は1961年に設立され、和歌山県に本社を置いています。現在、大阪、奈良、京都に46店舗が展開され、年間売上高は755億円、年間来店客数は3,275万人を超える実績があります。
今後、松源では台湾産のミニソーセージや肉団子といった7種類の商品も同時に発売予定です。台湾の魅力を感じるこの機会に、ぜひ「台湾パイコー弁当」をお試しください。台湾の豊かな食文化を味わえるチャンスです!