2024年のウェブ解析士資格受験者数が発表
ウェブ解析士協会(WACA)が、2024年8月1日から31日までの間のウェブ解析士資格に関する最新データを発表しました。このデータは、ウェブ解析士認定試験の受験者数と認定講座の受講者数の動向を示しています。
受験者数と受講者数
2024年までの累計データによると、ウェブ解析士認定試験の受験者数は1858人で、前年比94.2%の水準となりました。また、同期間中の認定講座の受講者数は585件と、前年同期比74.2%の減少が見られました。これらの数値は、ウェブ解析士資格への関心の変動を示唆しています。
合格率の向上
受験者数の減少にも関わらず、ウェブ解析士認定試験の合格率は88%という高い数字を記録しました。特に、2024年の初めまでに受講した受講者が合格の道を歩んでいることは、資格取得の難易度が変化していることを示しています。
シンポジウムの開催
特筆すべきは、9月14日に東京・ベルサール神田で行われたシンポジウム「ウェブ解析士会議2024」です。テーマは「生成AI時代に顧客を魅了するコンテンツ制作の極意」で、約280名が参加しました。このイベントは5年ぶりに本格的に開催されたもので、参加者たちは最新のウェブ解析やマーケティングについて熱心に学び、交流を深めました。
イベントの内容
当日は、第一線で活躍する識者による講演が行われ、参加者は生成AIの進展に伴うコンテンツ制作の新たなアプローチについて学びました。また、参加者同士のネットワーキングも活発に行われ、これからのウェブ解析士のあり方について意見交換がなされました。
ウェブ解析士の資格について
ウェブ解析士とは、ウェブ解析スキルを習得し、データを解析できる能力を身につけた資格を持つ専門家のことです。資格には、一般的な「ウェブ解析士」の他に、上級の「上級ウェブ解析士」や、育成や講師業に特化した「ウェブ解析士マスター」などのグレードがあります。
SNSマネージャーとウェブ広告マネージャー
ウェブ解析士協会が提供するSNSマネージャー資格やウェブ広告マネージャー資格も人気を集めています。SNSマネージャー資格は、企業のSNS運用に必要な知識を持つことを目的としており、初級・上級・チーフの3段階に分かれています。
ウェブ広告マネージャー資格においては、デジタル広告の運用に関する専門知識を深めるための講座が用意されています。これらの資格はいずれも、デジタル領域での活躍を目指すプロフェッショナルにとって重要なものとなっています。
結論
今後のウェブ解析士協会やその資格プログラムは、デジタル時代の進化とともに変化を続けることでしょう。今回のデータやイベントを通じて、ウェブ解析士のスキルがマーケティングやビジネス戦略における重要な要素であることが再確認されました。ウェブ解析士としてのキャリアを考える方は、ぜひ今後の動向に目を向けていくことをおすすめします。