新しい自己PRのカタチ、ONE CAREERの未来
株式会社ワンキャリアは、2025年5月12日から新キャンペーン「#ES自由化宣言」を開始します。このキャンペーンは「私らしさが、武器になる」というメッセージのもと、学生が自己PRを自由に表現できる新しい方法を提案することを目指しています。
近年、新卒採用市場におけるダイレクトリクルーティングサービスが注目されています。これは、企業が学生に直接アプローチし、個々の魅力を引き出すための手法です。ワンキャリアのサービスを利用する企業も増加し、現在では累計2000社を超える企業が利用しています。このような状況の中、企業が求めるのは、テキスト中心の画一的な自己PRではなく、もっとクリエイティブで個性的な表現方法です。
このキャンペーンは、Adobe社との協働により展開され、2024年3月からは、就活生のクリエイティブスキル向上にも寄与します。今年2月には、従来の応募プロセスを見直し、学生が自分自身の個性をもっと自由に表現できる環境を整えました。その結果、企業が学生の魅力をよりよく理解できる仕組みを作り上げています。
特に注目すべきは、就活サイト「ONE CAREER」とAdobeが提供するコンテンツ制作アプリ「Adobe Express」がシームレスに統合されている点です。これにより、学生はテキストや画像、イラストを使い、自分をアピールできる自己PRシートを容易に作成できます。この自己PRシートをマイページにアップロードすることで、企業の採用イベントなどで直接自己PRを行うことが可能になります。
新キャンペーン「#ES自由化宣言」では、2025年4月に入社したばかりの新入社員が起用されます。彼らの多様なバックグラウンドが、キャンペーンを通じて各人の魅力を引き出しています。WebCM、屋外広告、特設サイトを用意し、自己PRの新しい可能性を広げます。特にWebCMは、YouTubeやSNSで配信される予定で、多くの学生にアプローチを試みています。
新入社員によるキャンペーン参加の意義
キャンペーンに参加する新入社員の一人、江口珠未さんは、自身の意見を次のように述べています。「就活への固定概念を覆し、自分らしさを大切にするESの制作に関われたことがとても嬉しいです。」彼女は、自分の経験を活かし、アドビのソフトウェアを使ってクリエイティブな自己PRを作成したことに高い価値を見出しています。
古橋一貴さんも、「ESだけでは伝わりにくい個性を可視化し、新しい自己PRができることにワクワクしました」と語ります。舞台経験を通じて得た自己表現の楽しさを、就職活動に活かせることは、彼にとって新たな体験となりました。
ワンキャリアとアドビの共同サポート
アドビのデジタルメディア統括本部常務執行役員ブライアン・ピーチ氏は、「Adobe ExpressとONE CAREERの連携は、皆が創造力を発揮する手助けとなることを目指しています」とコメントしています。それに対し、ワンキャリアのマーケティング部長、厚地俊一さんは、「学生の魅力を企業に届けるための取り組みを通じてより良いマッチングを促進していきたい」と意気込んでいます。
今後の展望
ワンキャリアは、2025年に設立10周年を迎えます。以来、就活に関連するデータの透明化と、学生が直面する課題を解決するための取り組みを続けてきました。今回のキャンペーンもその一環であり、学生が自己の魅力を最大限に発揮できる環境を整えていくことが求められています。
学生一人ひとりのキャリアを光り輝かせるために、ワンキャリアは今後もイベントの開催や新サービスの開発を進めていく方針です。これからの学生たちが新たなキャリアの選択肢を見つける手助けとなるでしょう。