社会保険労務士試験合格者の勉強時間に関する調査
社会保険労務士試験に合格するための勉強は、どの程度の時間が必要なのでしょうか。アガルートアカデミーでは、令和5年度社会保険労務士試験に合格した受講者に対し、勉強時間や学習期間に関するアンケート調査を実施しました。調査の結果、合格者の勉強スタイルとその実態が浮き彫りになりました。
調査概要
アガルートの講座を受講したユーザーを対象に、2023年10月4日から10月25日までの間に行われた今回の調査では、51名の合格者が回答しました。主な調査内容は、平日および休日の勉強時間、そして学習期間についてです。
平日の勉強時間
調査結果によると、合格者の55%が平日に2時間以上の学習時間を確保していることがわかりました。具体的な時間帯は以下の通りです:
- - 2時間…24%
- - 3時間…21%
- - 4時間以上…計で15% (4時間10%、4時間30%、5時間、6時間以上の合計)
このように、多くの合格者が平日に少なくとも2時間の勉強を行っている事実が示されています。
休日の勉強時間
一方、休日に関しては、60%もの合格者が5時間以上の勉強をしているという結果が出ました。具体的には:
- - 6時間以上…36%
- - 5時間…24%
- - 4時間…12%
このように休日に集中的に学習する傾向が強いことがうかがえます。
学習期間
さらに、学習期間についても興味深い結果が得られました。10カ月以上の学習を行った合格者は71%に達し、特に以下の分布が見られました:
- - 10か月…21%
- - 12か月…19%
- - 11か月…17%
つまり、合格者の多くは、長い期間をかけてじっくりと学ぶスタイルを取っていることが分かります。
総学習時間
合格者の総学習時間についての推定では、約800時間に及ぶとのこと。これを10~12カ月で割ると、1カ月あたり67~80時間、すなわち1週間あたり16.8~20時間という計算になります。この数値も、合格者が日常的に実施している勉強時間の予測と一致しています。
総括
この調査から明らかになったのは、社会保険労務士試験に合格するためには、平日2時間以上、休日5時間以上の継続的な学習が推奨されることです。また、独学で挑戦する場合は、さらに多くの時間と期間を確保する必要があります。なお、社労士試験は複数回受験する人も多く、それぞれの学習期間には個人差があるため、あくまで目安として考えてください。
アガルートアカデミーを活用した受講者からの貴重なデータをもとに、効果的な学習方法を見つけ、合格を目指す上での参考にしていただければ幸いです。
さらに詳しいアンケート結果については、
こちらをご覧ください。