株式会社コドモン、「文章お助けAI」を提供へ
保育や教育機関で働く職員の皆さんが抱える業務負担は、時にその業務の質にも影響を与えます。特に、保育者や学童保育スタッフが直面する日々の雑務は、笑顔で子どもたちと向き合うための大きな障害となります。このような背景から、株式会社コドモンは保育・教育施設向けの新たな支援ツール「文章お助けAI(ベータ版)」を2026年1月から提供することを発表しました。
文章作成業務の負担
子どもたちの生活を家族に伝えるための「連絡帳」や「おたより」などの文章作成は、保育者にとって欠かせない大事な役割です。しかしながら、保育に必要な情報を頻繁に記録することは、保育士にとって大きな負担であり、毎日一人ひとりに書くというタスクは容易ではありません。
保育ICTサービスの普及によって、文章作成が手書きからタブレットで行えるようになったとはいえ、その業務の煩雑さは依然として残ります。特に、外国籍の保護者への対応では、文章を翻訳する必要もあり、業務にさらなる負担がかかっているのが現状です。このような課題を解決するために、コドモンはAIを利用して業務の効率化を図る試みを始めました。
「文章お助けAI」の機能
「文章お助けAI」は、主に二つの機能を持っています。
1.
文章校正: 誤字や脱字のチェックに加え、保護者への適切な言い回しの提案や文章構成の改善を行います。これにより、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
2.
翻訳機能: 英語や中国語など複数の言語に対応しているため、外国籍の保護者への情報提供がスムーズに行えます。この機能により、保育者の負担を軽減し、より重要な業務に集中できるようになります。
また、このAIツールはタブレット入力が苦手な方のために音声入力にも対応しており、さまざまな職員が使いやすい設計となっています。
ベータ版利用施設の募集
コドモンは現在、機能改善および効果検証のために、保育ICTサービスを利用中または新たに契約予定の約100の施設から「文章お助けAI」ベータ版の利用希望を募集中です。申し込みは2025年11月20日から12月25日まで受け付けるとのこと。利用費用は無料で、2026年1月初旬には選定結果が通知される予定です。
コドモンのビジョン
「文章お助けAI」の提供は、コドモンが掲げる「テクノロジーの力で子どもを取り巻く環境をより良いものに」というミッションに基づいています。これにより、保育・教育施設職員の業務を省力化し、子どもたちとの向き合う時間をより多く創出することを目指しています。
会社概要
株式会社コドモンは、東京都品川区に本社を置き、業界シェアNo.1の保育・教育施設向けICTサービス「CoDMON」を提供しています。子どもたちを育て、見守るための最適な環境づくりに貢献している同社の取り組みに、今後も注目が集まります。
サービス詳細でのプレスリリースへのリンク:
コドモン公式