心不全ケア支援サービス
2026-01-26 14:42:22
阪急阪神HDと日立、大阪大が共同で心不全患者への新たな在宅ケアサービスを開発
心不全患者への新たな支援サービスの展望
最近、阪急阪神ホールディングス、日立製作所、そして大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科学講座が共同で、心不全患者に向けた在宅での自己管理支援サービスの開発に着手しました。超高齢社会に向けて、持続可能な医療モデルの構築を目指し、デジタル技術を活用して患者のQOL(生活の質)を向上させる取り組みです。
背景と必要性
日本では、近年の少子高齢化が進行する中、医療・介護費が増加し続け、2040年度には約94兆円に達すると予測されています。このような状況下で、国民が健康に暮らせる社会を実現するためには、効果的な健康管理とデジタル化が必要です。心不全は日本での主要な疾病の一つであり、特に高齢者の間で急増が懸念されています。
デジタル活用の具体的な仕組み
阪急阪神HD、日立、大阪大学は、心不全患者を支援するための「在宅心不全自己管理支援サービス」を開発します。このサービスでは、PHRアプリ(個人健康記録アプリ)を通じて、患者自身が健康データを記録・管理し、医療従事者とリアルタイムで情報を共有できる仕組みを提供します。
具体的には、患者はアプリを通じて日々のバイタルサインや問診回答を記録し、これらのデータが医療チームと共有されることで、必要なケアを受けることができます。また、食事やセルフケア方法についてのレシピや動画も提供され、患者が健康的な生活を維持しやすくなります。
共同検討の進行と成果
この共同検討は、2025年度に経済産業省のプロジェクトに参加し、心不全患者に対する検証を行う予定です。3ヵ月間の実証調査を通じて、提供されるサービスが患者および介護者のQOL向上や多職種の業務効率化にどのように寄与するのかを評価します。
また、得られたデータは、将来的なビジネスモデルの形成にも活用される予定で、心不全患者だけでなく、他のステージの患者にも適用が検討されています。
今後の展望
共同事業者は、心不全の重症化や再入院の予防に向けた施策を通じ、持続可能な医療モデルの実現を目指します。最終的には、得られたエビデンスを活用して、国や地方自治体を巻き込んだ医療体制の構築を推進します。新しいデジタル技術を取り入れたこの取り組みが、より多くの人々の生活を豊かにし、医療制度に革新をもたらすことが期待されています。
会社情報
- 会社名
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阪急阪神ホールディングス株式会社
- 住所
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