桐野夏生の新作『ダークネス』がついに登場
著名な作家、桐野夏生の待望の新作『ダークネス』が2025年7月30日に新潮社から発売されます。前作『ダーク』から20年、ミロの物語が再び織りなされる中で、読者の心を揺さぶる展開が待ち受けています。「これを書くまで死ねないと思っていました」と著者が語る意欲作は、今まさに注目を集めています。
物語の舞台とキャラクター
新作の舞台は、パンデミック下の那覇。主人公の村野ミロとその息子ハルオは、長い間ひっそりと生活してきました。しかし、ハルオがアルバイト先で出会った一人の人物が、彼らの運命を一変させることになるのです。ついに明らかになるミロの宿敵である久恵や山岸との関わりが、物語の緊迫感を高めます。
ハルオの成長と決断
物語の中で、ハルオは自らの出生の秘密に直面し、母ミロから離れ、「悪」を知る旅に出ることになります。この選択は彼にとって重要な意味を持ちます。母を守るための最後の戦いに出るミロの姿は、読者に感情の高ぶりを与えること請け合いです。
読む価値のある作品
桐野夏生のこれまでの作品同様、『ダークネス』も圧倒的な迫力で描かれており、読者を引き込む力があります。『バラカ』『日没』『燕は戻ってこない』などの圧巻の作品を生み出してきた著者が、今再びミロの物語を紡ぎ上げるこの作品は、シリーズ完結編として特に強いメッセージを持っています。
書籍情報
- - タイトル: ダークネス
- - 著者: 桐野夏生
- - 発売日: 2025年7月30日
- - 定価: 2750円(税込)
- - ISBN: 978-4-10-466705-5
- - 造本: 四六判変形
- - 電子版:同時発売
『ダークネス』は電子版も同時に発売されるため、いつでも手に取ることができます。また、webマガジン「yomyom」では冒頭を試し読みすることができるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
著者紹介
桐野夏生さんは1951年に金沢市に生まれ、多くの賞を受賞している作家です。1993年には『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞し、以降も数々の文学賞を獲得。現在も日本ペンクラブ会長として活動し続けており、影響力のある作家として多くのファンに愛されています。
新作『ダークネス』は、桐野夏生の魅力が詰まった作品です。ぜひその目でその世界を体験してみてください!