新型ヒートポンプ式給湯暖房機「Hydrolution EZY」シリーズの進化
三菱重工サーマルシステムズが発表した新しいモデル「Hydrolution EZYシリーズ」は、欧州市場向けに幅広いニーズに応えるべくラインアップの拡充が図られました。新たに追加された10kWおよび14kWモデルは、これまでの6kWと7.1kWモデルと共に、給湯・暖房・冷房の効率を高めることを目的としています。
自然冷媒R290の利点
新モデルは、環境にやさしい自然冷媒R290を採用しており、地球温暖化係数が非常に低いため、特に欧州における環境規制に適応できることが強調されています。この技術は、温室効果ガス排出の削減に寄与するだけでなく、エネルギー効率も大幅に高めています。
設置の便利さと多様な環境への適応
新しい「Hydrolution EZY」シリーズは、モノブロックタイプの設計で、冷媒配管が不要なため、施工も非常に容易です。これまでのスプリットタイプに比べて、設置にかかる時間と手間を大幅に削減することができます。
幅広い温度条件での運転性能
今回追加された10kW、14kWモデルは、外気温がマイナス25℃からプラス43℃まで対応可能で、安定した75℃の高温給湯が可能です。これにより、多様な設置環境での高効率運転が実現されています。特に、暖房・冷房用に設置された電子膨張弁によって、温度調整もスムーズに行える点が特徴です。
静音性の確保
住宅密集地に設置する場合でも、運転音を抑えるための静音モードや、三重吸音構造、大型ファンの採用がなされており、騒音規制にも適切に対応しています。これにより、居住空間を快適に保ちながら、エネルギー効率を追求することが可能です。
美しいデザインとユニークな機能
デザインにおいては、黒を基調に銀色のアクセントが施された外観が、欧州の住宅に自然に溶け込み、多様な設置環境に調和します。外観の高さの差だけで、6kWと7.1kWモデルとの統一感を保ちつつ、複数設置時にも美しい仕上がりとなります。
電源仕様の増強
新モデルでは、単相230Vの電源仕様に加えて、新たに三相400Vの電源仕様も追加。より多様な設置環境に対応できるように工夫されています。これにより、規模の大きな建物にも適応できる柔軟な制御が可能となります。
環境への貢献
三菱重工グループは、2040年までにCO2排出量をNet Zeroとする目標を掲げています。この新型給湯暖房機「Hydrolution EZYシリーズ」は、化石燃料に依存せず、電化による効率的な運転を実現することで、欧州のカーボンニュートラル推進に寄与することを目指しています。
未来の展望
今後も三菱重工サーマルシステムズは環境に配慮した技術の開発を続け、冷熱分野における幅広いビジネス基盤を活かして、より優れたサーマルソリューションを提供し続ける意向です。環境問題に対する取り組みが求められている今日、同社の新製品はそのニーズにしっかりと応えるものであると言えるでしょう。