エア・ウォーターグループが防府工場にメガソーラー発電を導入し脱炭素化を推進

エア・ウォーターグループが防府市でメガソーラー導入

エア・ウォーターグループがこのたび、カーボンニュートラルの実現を目指して、山口県防府市の防府工場内にメガソーラー発電設備を導入することを発表しました。この取り組みは、自社の温室効果ガス（GHG）排出量の削減と、社会への貢献の両方を視野に入れたものです。

設備導入の背景

防府工場には、エア・ウォーターグループの産業ガスおよびファインケミカル素材の製造拠点があります。そこで、工場に存在する約35,000平方メートルの遊休地を活用し、最も効率的なカーボンニュートラルの実現を図るために、メガソーラー発電所の建設を検討しました。この結果、伊藤忠エネクスとの電力購入契約を締結し、オンサイトPPAスキームを利用して4MW級のメガソーラー設備を導入する運びとなりました。

メガソーラー発電の詳細

新設されるメガソーラー発電設備は2025年3月に着工し、同年12月からの稼働開始を予定しています。この設備により、年間約4,000トンのGHG排出量削減が見込まれ、また工場で製造される製品のGHGプロトコルスコープ3削減にも寄与します。さらに、将来的には再生可能エネルギー電力を特定の製品製造に活用し、製造過程でのCO2排出を実質的にゼロにする製品群の拡充も検討されています。

カーボンニュートラルの取り組み

エア・ウォーターグループは、カーボンニュートラルの実現に向けた多角的な取り組みを推進しています。オンサイトPPAスキームや、垂直型太陽光発電システム「VERPA」の導入拡大など、多様な手法を駆使して脱炭素社会の実現を目指します。

また、再生可能エネルギーや省エネ機器の開発を進め、これらを通じて企業価値の向上と社会課題の解決を目指し、技術革新や製品のラインナップ拡充を図っていく方針です。