敦賀市で行われた熱血少年野球教室の模様
5月24日(土)、福井県敦賀市の敦賀市総合運動公園で、JA全農主催の「JA全農WCBF少年野球教室」が開催されました。世界のホームラン王、王貞治氏が理事長を務める一般財団法人世界少年野球推進財団(WCBF)が主催するこの教室は、今年で33年目を迎え、全国各地で元プロ野球選手たちによる熱心な指導が行われています。
この日、敦賀教室には市内の少年野球チームから158名の子どもたちが参加。講師には元プロ野球選手4名、井口資仁氏(ロッテOB)、中畑清氏(巨人OB)、阿波野秀幸氏(近鉄OB)、里崎智也氏(ロッテOB)が集結しました。彼らは熱心に指導を行い、子どもたちにとって貴重な体験となりました。
開校式の様子
開校式では、中畑氏が「今日のために最高の講師をそろえました。汗をかきながら最高の思い出を作りましょう」と挨拶。次いで、JA全農広報部長の澤田洋志氏が「野球ができることに感謝し、楽しんで学んでください」と激励し、教室がスタートしました。
行事の初めには、JA福井県経済連から各講師に地元特産品である若狭牛のカルビ焼肉用が贈呈され、地域の温かい支援を感じさせました。
野球指導内容
開校式後、参加者はウォーミングアップを終え、ポジション別に分かれて指導が行われました。中畑氏はバッティング、井口氏は野手の指導、阿波野氏は投手の投げ方の基本を詳しく説明し、里崎氏は捕手について教えました。子どもたちは真剣に耳を傾けながら、アドバイスを受けて練習に励んでいました。
「投げる」「捕る」「打つ」「走る」といった基本技術を学び、子どもたちの目は輝きを増していました。
最後の贈り物
教室の最後には、参加した各チームに講師のサイン入りホームベースやボールが贈られ、子どもたちは楽しそうに笑顔を見せました。参加者たちはこの日を心に刻み、未来への大きな一歩を踏み出したことでしょう。
指導者向けと保護者向けの講習会
また、指導者向けにはトレーナーの吉田直人氏がストレッチやトレーニング方法について実演を交えて講義を行いました。加えて、スポーツ栄養教室では管理栄養士の阿部菜奈子氏が保護者35名を対象に、子どもたちの成長に必要な栄養とその取り入れ方について解説しました。
エンタメコーナーと参加者への特典
さらに、野球YouTubeチャンネル「トクサンTV」の「トクサン」と「ライパチ」両氏も参加し、リアルタイムで当日の様子をレポートしました。後日、彼らのチャンネルにその内容が配信される予定です。
参加者には、JA福井県経済連から地元産のこしひかりパックご飯や、協賛企業の国産農畜産物を使用した加工品などが贈られ、地域の食とスポーツが融合した特別な体験となりました。
JA全農はこのような活動を通じて、子どもたちの健全な成長を支援し、将来の夢に向けての一歩を後押ししています。