柏木工、能登半島震災支援の一環として衣類収納チェストを寄贈
令和6年、能登半島で発生した地震によって多くの方が仮設住宅での生活を強いられています。そんな中、伝統的な飛騨の木工技術を用いて家具を製造販売している柏木工株式会社が、被災者の方々が快適に暮らせるよう、義援品として衣類収納チェストを100台寄贈することを決定しました。
チェストの特徴と仕様
提供されるチェストは、幅610mm、奥行440mm、高さ850mmというコンパクトなサイズで、軽量の段ボール製となっています。これにより、取扱いがしやすく、移動も簡単です。引き出しは4つあり、十分な収納が可能です。
天板には白い木目調のオレフィンシートを使用しており、見た目にも明るさを添えます。汚れに強い素材で仕上げられているため、実用性も兼ね備えています。さらに、組み立て済みの状態で被災者のもとに届けられるため、即座に使用することができます。
環境への配慮
梱包方法にも工夫が施されており、ゴミが出にくいビニール袋のみを使用しているため、環境への負担も軽減されています。さらに、各チェストには柏木工の社員からの応援カードが添えられており、被災者へ励ましのメッセージが届けられます。
配送のスケジュール
これらのチェストは、2024年3月14日に柏木工高山本社工場から出荷予定です。納品は2024年3月15日を予定しており、配布場所は輪島市内の仮設住宅および輪島市役所です。具体的には、輪島市立町野小学校内の仮設住宅と、輪島市役所の2か所に配布されます。
柏木工の支援は今後も続く
柏木工の社長、関ひろみ氏は「被災された方々の毎日が少しでも快適になるよう、微力ながら支援を続けます」と述べています。この寄贈活動は、伝統的な技術を持つ企業が地域社会に貢献する一例であり、今後もこのような支援の輪が広がることを願うばかりです。
用意された見本と情報の発信
寄贈されるチェストの見本が、柏木工高山ショールームにて1台展示されています。また、同社の公式HPやSNS(Instagram、Facebook)でも支援活動についての詳細が随時発信されています。興味のある方はぜひご覧ください。
柏木工株式会社HP
このように、柏木工の取組みは単なる義援活動にとどまらず、地域の復興への大きな一歩となることが期待されます。