CelioがCerbyと契約を締結
2025年6月25日、Celio株式会社(以下、Celio)は、Cerby社との国内初のリセラー契約を締結したことを発表しました。この契約によって、Celioは分断されたアプリケーションへのアクセスセキュリティを一新する新たなソリューションを提供することとなります。
Cerbyとは何か?
Cerbyは、分断されたアプリケーションに特化したIDセキュリティプラットフォームです。本プラットフォームは、APIやSAML、SCIMといった標準プロトコルに非対応のアプリケーションでも、安全かつシームレスなアクセス管理を実現します。そのため、情報システム部門がこれまで課題に直面していたアクセス管理の煩雑さやリスクを軽減することが期待されます。
具体的な機能
Cerbyは、シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)、ライフサイクル管理といった機能を備えており、さまざまなアプリケーションにこれらのセキュリティ機能を拡張することができます。特に、デプロビジョニングやパスワード変更といった手作業を自動化することで、効率的な運用が可能です。
セキュリティの課題
実際には、企業が利用するアプリの30%から80%がSAMLやSCIMなどの標準をサポートしておらず、これがセキュリティ上の盲点となっています。この結果、アクセス管理が手作業に頼ることになり、業務の効率を落とす要因にもなっています。
Cerbyの導入により、情報システム部門はアプリケーションとの間で透明性を保ちながら、セキュリティの脆弱性を減少させることが可能です。また、効率的なプロセスにより、戦略的な業務にもっとリソースを振り向けることもできます。
今後の展開
Celioは、Cerbyを介して日本の市場に対して大きな変革をもたらすことを目指しています。国産アプリにも対応し、より多くの企業が安全かつ効率的にアプリケーションを管理できるようになるでしょう。Cerbyと連携することで、特定部門で利用される専門性の高いアプリを制限するのではなく、むしろ生産性向上に役立てることが求められています。
担当者からのコメント
代表取締役の浅井政浩は、「長年、多くのお客様からSAML非対応の国産アプリがOktaと連携できるようにとの要望を頂戴していました。Cerbyを通じてそのニーズに応えることができ、大変嬉しく思います。」とコメントしています。今後もお客様のニーズに合致した最新のソリューションを調査し、提供していくことをお約束しました。
この新しい提携により、Celioはお客様の情報セキュリティを強化し、安心してデジタル環境を利用できるように尽力します。