目指すはデザインの新たな高み
国内外で著名なデザインアワードであるD&AD賞が、2025年度のプロダクトデザイン部門の審査員にquantumのチーフデザインオフィサー、門田慎太郎が就任することを発表しました。門田のデザイン哲学と実績は、今後のデザイン界において重要な影響を与えることでしょう。
D&AD賞とは?
D&AD賞はロンドンを拠点に持つ非営利団体D&ADが主催しており、デザイン及び広告の優れた才能を讃える国際的な賞です。毎年、300名を超える審査員が集まり、厳しいスクリーニングを経て受賞者が決定されます。デザインや広告業界において非常に権威のあるこのアワードは、次世代の才能育成にも力を入れています。
実際、D&AD賞の受賞者には過去にiF Design GoldやCannes Lions Goldを受賞した実績があるクリエイターも多く、業界のスタンダードを設定し続けています。今年度の審査は5月に行われ、結果発表は専用のフェスティバル時に行われます。
門田慎太郎の経歴
門田慎太郎は、デザインファームや外資系PCメーカーでの経験を経て、現在はquantumのチーフデザインオフィサーとして活躍しています。インハウスデザインスタジオ「MEDUM」を運営し、製品デザインの多岐にわたる領域を手掛けています。彼の実績には、家庭用家具からPCまで、幅広い分野のプロダクトデザインが含まれています。
さらに、門田が手掛けたプロダクトは、数多くの国際的なデザインアワードで評価され続けています。ドイツのPinakothek der ModerneやデンマークのDesign Museum Danmarkといった著名な美術館でも彼の作品が展示されています。
MEDUMの理念
「MEDUM」は人と物の関係を最適化し、生活の質を高めるデザインスタジオです。このスタジオの使命は、本質的な価値を形にし、プロダクトイノベーションを生み出すことにあります。顧客のニーズを深く理解し、機能的で美しいプロダクトを追求する姿勢は、多くの業界から評価されています。
quantumの役割
quantumは、新規事業のインキュベーションやベンチャークリエイションを行うスタートアップスタジオです。2016年の創業以来、国内外で100社を超える企業と共にクリエイティブで革新的なアプローチを試みています。特にデザインやエンジニアリングの領域において事業発展をサポートし、多くのスタートアップを支援してきました。
このように、門田慎太郎がD&AD賞の審査員に就任することは、日本のデザイン界における大きなイベントと言えます。彼の今後の活動が、国内外のデザインに新たな潮流をもたらすことを期待しています。