積極的なアップサイクルを目指すmizuiro株式会社
東京・中央区に本社を置くmizuiro株式会社は、環境に優しいプロダクトを開発する企業です。彼らは、お米や野菜の廃棄物を利用した「おやさいクレヨン®」など、様々なアップサイクル製品を展開しています。親子で楽しむ体験を提供し、感性を育むことに重点を置いています。
新たな製品「おからスケッチブック」
この度、mizuiroは株式会社岡三証券グループと提携し、廃棄されるおからを利用したスケッチブックを開発しました。この製品は、岡三証券グループが地域社会への貢献を目的に、未来を担う子どもたちへの支援として寄贈するものです。今回はおからの調達からスケッチブックの制作まで、mizuiroが総合的にディレクションを行いました。
おからの利点とスケッチブックの特徴
おから原料は三重県に本社を置く井村屋株式会社から調達され、再生紙と混ぜることで新たな紙製品として生まれ変わります。このスケッチブックにはおからの繊維が使われているため、独特の柔らかさが感じられます。手に取る子どもたちにとって、ただの画材ではなく、環境への配慮を感じられるプロダクトとなっています。
地域社会との関わり
岡三証券グループと富国生命保険相互会社は、石川県、新潟県、岐阜県、三重県、神奈川県の5県において、このおからスケッチブックと同社が制作した「THE MUTUAL Art for children」おやさいクレヨンを寄贈します。子どもたちが実際に使いながら、創造力を育む場を提供することが期待されています。
これにより、地域社会への貢献と次世代への教育が一体となった新たな形が生まれます。
岡三証券グループの思い
岡三証券グループは、「人生貢献」を企業の存在意義に掲げており、未来を担う子どもたちへの投資を重視しています。今回の取り組みもそのひとつで、地域社会とのつながりを大切にしています。また、FTESや社会貢献活動、金融教育などを通じて、次世代が豊かな人生を築くためのサポートを行っています。
フコク生命の役割
フコク生命もこの取り組みの一環として参加し、安全な素材から作られた「おやさいクレヨン」を提供します。クレヨンは米ぬかや廃棄される野菜の外葉などを原料に使い、子どもたちに安心して使ってもらえるものです。このように、安全性に配慮した製品づくりが注目されています。
井村屋グループの取り組み
井村屋グループは、食品ロス削減に向けた取り組みを強化しています。2020年度からは「食品ロス削減活動AtoZ」をスタートし、廃棄量の削減と生産副産物の有効活用を目指しています。おからは廃棄されがちな材料ですが、その可能性を広げていくことで、地域との連携が生まれています。
mizuiroの未来
mizuiroは、これまでのクレヨンだけでなく、プラスチックや繊維、木材等の様々な素材を使った新たな製品開発に挑戦し続けています。これからも、多様な素材を活用したアップサイクルの先駆者として活躍し、持続可能な社会の実現に寄与していくことでしょう。