株式会社メドレー、新たな医療プラットフォーム「MEDLEY AI CLOUD」を発表
株式会社メドレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀧口浩平)は、9月1日より医療プラットフォーム事業のブランドを一新し、「MEDLEY AI CLOUD」として新たに展開します。このプラットフォームは、患者や生活者とのつながりを強化し、次世代の医療を目指すものです。
医療ニーズの増大と従事者不足への対応
現在、日本の医療においては、少子高齢化が進行し、医療需要が増大している一方で、人口減少による医療従事者の不足が大きな懸念材料です。特に地方における医療提供体制の維持も課題となっています。このような状況を受け、政府は医療リソースの最適化や働き方改革に取り組んでいます。
ここで注目されるのが生成AIの進化です。生成AIは、従来、人手に頼っていた業務の一部を効率化し、より高精度な支援を可能にします。その市場は今後急速に成長すると見込まれています。
ブランドリニューアルの狙い
メドレーの医療プラットフォーム事業は、2015年にスタートした「MEDLEY医療事典」を起点に、さまざまな医療関連プロダクトを展開してきました。今回のリニューアルでは、これらのプロダクトを「MEDLEY AI CLOUD」という一つのブランドのもとに統合し、医療機関に提供する情報を一貫して扱える体制を整えます。
5つのブランド・プロミス
「MEDLEY AI CLOUD」には、以下の5つのブランド・プロミスが掲げられています。
1.
より良い患者体験:患者との関係を強化し、診療体験を向上します。
2.
AI活用:AIを使って業務の効率化と医療の質を向上させます。
3.
安心・安全:高いセキュリティ水準を確保し、安心して医療を受けられる環境を提供します。
4.
オープン連携:他社のシステムと連携し、共創を通じて医療システムを拡張します。
5.
リーズナブル:多くの人が医療を利用できるように、価格設計の見直しを行います。
AI機能の導入
「MEDLEY AI CLOUD」では、特に、医療従事者が診療に集中できる環境を整えるため、AI技術を業務効率化に活用します。すでに、以下の3つの領域でAI機能の試験導入が進められています。
- - 調剤薬局領域: MEDIXSでは、薬剤師の業務を支援するAI機能を導入し、薬歴の作成を効率化します。
- - 無床医科診療所領域: CLINICSでは、医師と患者の会話を記録・要約し、カルテ記入をサポートします。
- - 病院・有床診療所領域: MALLでは、医療記録を要約し、必要な文書の下書きをAIが自動生成します。
これらのAI機能は、今後、順次展開され、医療の質を向上させることが期待されます。
統一感のあるロゴデザイン
「MEDLEY AI CLOUD」の開始に伴い、各プロダクトのロゴデザインが刷新されます。新デザインは「つながりと拡張」感を感じさせるもので、ブランド全体の一貫性を高めることを目的としています。例えば、無床医科診療所のブランド「CLINICS」では、患者と向き合う診療体験へのこだわりを表現したロゴが印象的です。
今後の展望
医療ヘルスケアテック市場はさらに成長を遂げると予測されます。その中でメドレーは「MEDLEY AI CLOUD」を軸に、医療と生活者のつながりを強化し、社会課題の解決に貢献していく方針です。これにより、医療従事者や生活者からの要望に応えられる価値を創出していくことを目指しています。
株式会社メドレーについて
メドレーは、医療ヘルスケアの未来を築くことをミッションとしており、持続可能な医療や納得できる医療の実現を目指しています。医療プラットフォームサービスや人材サービスを通じ、医療福祉の向上に貢献する取り組みを行っています。
詳細については、以下のリンクをご覧ください。
メドレー公式サイト