KIBOTが未来を拓く
2023-08-24 13:20:01

文字が苦手な発達障害児に寄り添う「KIBOT」が子どもの未来を拓く

「KIBOT」が子どもたちに新たな可能性を提供



発達障害を持つ子どもたち向けにデザインされた学習ソフト「KIBOT(キボット)」が第17回キッズデザイン賞を受賞しました。この賞は、子どもたちの安全や創造性、子育て環境の向上を目的とした優れた製品やサービスを表彰するもので、特に注目されるべき受賞内容です。

「KIBOT」の特長


「KIBOT」は、発達障害の特性に配慮したデザインがなされています。そのため、感覚が鋭く、話すことはできても文字を読むことに困難を抱える子どもたちに最適です。具体的には、自閉症スペクトラム(ASD)や注意欠如・多動症(ADHD)、そして限局性学習症(LD)を持つ子どもたちが含まれます。そうした子どもたちのために、特別にデザインされたキーボードが付属しており、学習をサポートする専用ソフトとして提供されています。

公式サイトからは月額8,000円から利用可能で、より多くの発達障害児がパソコンを利用できるようになることを目指しています。無料体験版も用意され、子どもたちのスキル向上に寄与する仕組みが整っています。

キッズデザイン賞について


キッズデザイン賞は2007年に設立され、子どもたちが安全に生活できる環境や、豊かな感性を育む製品・サービスを広く評価しています。特に、子ども用にデザインされたものだけでなく、大人向けに設計されたものでも、子育てに配慮されたデザインがあれば評価の対象となります。この賞を受賞することは、社会において多くの子どもたちに届けたいメッセージを強くする意味でもあります。

株式会社OFFICE COLOFULの思い


「KIBOT」の開発に関わる株式会社OFFICE COLOFULの代表、小倉谷真由美さんは、受賞について次のように述べています。「キボットは感性が豊かで文字が苦手な小中学生のためにデザインされました。彼らにはそれぞれ特性があり、それを社会の側が受け入れることがスタートです。パソコン操作が苦痛であることを理解し、子どもたちが操作したいという当然の感情に向き合うことが大切です。この受賞は、その一歩を表しています」とのこと。この言葉からも、49歳の代表が持つ揺るぎない信念と責任感が感じられます。

未来への希望


今後、発達障害の特性を持つ子どもたちが「KIBOT」を通じてパソコンを使うことで、学びの場が広がり、自己表現の機会も増えることが期待されます。社会全体での受け入れが進む中で、こうした製品がさらに増えてほしいと願います。

会社概要


  • - 会社名: OFFICE COLOFUL株式会社
  • - 代表: 小倉谷真由美
  • - 所在地: 京都府京都市伏見区向島善阿弥町53-1
  • - 事業内容: 放課後等デイサービスの運営、教育教材の開発・販売
公式サイト

「KIBOT」は、子どもたちが未来に向かって自信を持てるような学びを提供することを目指しています。

会社情報

会社名
OFFICE COLOfUL株式会社
住所
京都府京都市伏見区向島善阿弥町53-1
電話番号
075-612-5121

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。