松岡茂樹が国際デザイン賞50冠！KOMAの美しさを追求する理由

松岡茂樹、KOMAの成功物語

家具工房KOMAの代表である松岡茂樹氏が、国際的なデザイン賞を50冠達成したという快挙が話題となっています。特に、最新作の《tie sofa 2024》は、イギリスの「London International Creative Competition 2024」で受賞を果たし、その実績に拍車をかけました。松岡氏は厚生労働省からも『現代の名工』の称号を授与されるなど、その技術やデザイン力が広く認められています。

世界的に評価される松岡茂樹のデザイン

松岡氏は、53年の歴史を持つ「iF Design Award」や「reddot award」、さらにアメリカの「International Design Excellence Award」を受賞するなど、世界三大デザイン賞を制覇しています。また、「cocoda chair 2020」や「glass low table-02」にも受賞歴があり、様々な国際的な舞台でその実力を証明しています。

このように、松岡氏の作品は独自の美しさを持つだけでなく、実用性も兼ね備えている点が高く評価されています。実際、KOMAの家具が「美しい」と言われる理由は、見た目のデザインだけでなく、使う人の姿勢や感覚に寄り添った機能性にあります。

“機能美”を追求する松岡の哲学

松岡氏は常々「デザインとは、用途を叶えること」という信念を持っています。彼のものづくりの出発点は、製品が果たすべき用途を徹底的に考えることです。たとえば、椅子なら、食事用なのかくつろぎ用なのか、その用途に応じて形や角度を変更します。

このプロセスを経て、職人の手仕事が加わり、滑らかで複雑な三次曲面が生まれます。これにより、身体に自然とフィットする家具が誕生します。機械では再現できない微細な感覚を求め、刃物を使って一つひとつの面を丁寧に仕上げる手法が、彼の家具の魅力を生み出しています。

普遍的な価値を目指すKOMA

松岡氏が大切にしているのは「普遍性」です。時代や好み、使う人が変わっても、その製品が持つ価値が衰えないようにと願っています。彼は、流行に流されず、長く愛される家具を作り続けることがKOMAの使命であると考えています。

その考えに基づき、松岡氏はこれからも「本物の美しさ」を追求し続けると宣言しています。また、今後も新しいデザインに挑戦し、さらに多くの受賞歴を積み上げていくことでしょう。

実際の店舗

KOMAは、杉並区荻窪と港区青山に直営店舗があります。杉並本店は約100坪の広々とした店内で、商品の魅力をじっくりと感じられるスペースです。一方、青山支店はミニマムサイズのテーブルを多数展示しており、厳選したアイテムを紹介しています。
このように、家具工房KOMAは、松岡茂樹氏の手による美しさと実用性を兼ね備えた製品を提供し続け、今後も国際的に評価される存在であり続けることでしょう。