ママスタセレクトが行った「米の消費量」に関するアンケートの概要
日本の主食として親しまれているお米、最近ではその価格が高騰し、家庭の食卓にも影響を与えています。このような事情の中、ママスタセレクトが実施したアンケートにより、家庭でのお米の消費状況を明らかにしました。
実施内容と結果の概要
期間:2025年5月24日〜25日
回答人数:1220人
対象:子どもがいる家庭や妊娠中の方々
調査方法:インターネット
アンケートでは、「家庭のお米の消費量は減りましたか?」という質問に対して、約26.3%が「減った」と回答しました。この割合は思ったよりも少なく、4人に1人が米の消費を減らしたと感じていることがわかりました。
米消費量が減少した理由
消費量が減ったと答えた家庭からは、多様な理由が寄せられました。
1.
代替食品の増加
お米の価格が高騰しているため、うどんやパスタなどの麺類やパンに代替する家庭が増えています。「今までのお米の量を減らして、うどんやパスタを頻繁に食べるようになった」といった意見が目立ちました。
2.
米にかさ増しする工夫
「もち麦や玄米を混ぜて、白米の使用量を減らしている」といった節約志向の声も。子どもの食事にはお米を、少ない量を自分の分にしている家庭もあるようです。
3.
健康志向の高まり
「糖尿病を気にして麦飯に変えた」「ダイエットを意識してお米を控えている」といった、健康面に意識を向けた意見も少なくありませんでした。
お米の消費量が減っていない理由
一方で、「減っていない」と答えた家庭は73.7%に上り、根強い人気が伺えます。主な理由としては、以下のようなポイントが挙げられます。
1.
成長期の子どもが多い
食べ盛りの子どもがいる家庭では、特にお米の需要が高いようです。「我が家では高校生の男の子が二人いて、食べ盛りなのでお米は必須」といった意見が多く寄せられました。
2.
弁当の存在
職場の食堂が値上げしたことを受け、弁当を家から持参する家庭も増えています。「お弁当の方がしっかり食べられるから減らせない」と、新たな食事スタイルもお米の消費を後押ししています。
3.
既存の調達ルートがある
農家の実家やふるさと納税など、米を買わなくても手に入る方法を持つ家庭が一定数存在することも、消費量が減っていない理由のひとつです。「親戚が米農家なので、購入の必要がない」という声も聞かれました。
4.
お米が好き
「高くてもやっぱりお米が食べたい」という熱い思いを抱く家庭が多いのも印象的でした。
お米と家庭の食生活
今回の調査により、約4人に1人が「減った」と感じながらも、必ずしも消費量が減少したわけではなく、健康や経済的な事情からお米を減らしている家庭もあれば、強い思いからお米を減らさない家庭も存在します。
お米は単なる主食ではなく、家庭の食生活の要であり、続けて安定供給が求められています。人々の生活にとって根本的な要素であるお米の価格高騰は、その影響が深刻なものとなっています。
今後も米に関する動向から目が離せません。日本の食卓を守るためにも、持続可能なお米の供給体制が整備されることが期待されるでしょう。