ゼロボードの新展開
2025-05-07 10:29:58

ゼロボードがAIST Solutionsと提携、業界初のGHG排出量算定ツールを提供開始

株式会社ゼロボード(本社:東京都港区、代表取締役:渡慶次道隆)は、2023年に産総研グループのAIST Solutions(本社:東京都港区、代表取締役:逢坂清治)との業務提携契約を発表しました。これにより、GHG(温室効果ガス)排出量の算定・可視化を行うソリューション「Zeroboard」に、世界最大級のインベントリデータベース「AIST-IDEA」を実装した新しいパッケージを追加します。この新パッケージの提供開始日は2025年5月7日予定です。この提携により、まずは約400項目に特化したデータがゼロボード限定パッケージとして提供されます。通常、IDEAデータベースは約5,300項目が含まれていますが、今回のパッケージはサプライチェーンに関連する排出量の算定を簡便にするために厳選されたデータで構成されています。

このパッケージを活用することで、企業は温室効果ガス排出量の算定をより迅速かつ正確に行うことができ、データの更新もシステム側で自動的に行われるため、業務効率化にもつながります。特に、国際基準であるGHGプロトコルに基づく正確な排出量計算を行うための適切なデータベースとして、IDEAは信頼性の高いツールです。また、ゼロボードのLCA(ライフサイクルアセスメント)専門家が監修している点もユーザー企業にとって大きなメリットです。

日本国内の企業は、グローバルな環境基準に応じて自社の排出量を適切に把握する必要があります。しかし、環境省から提供されていたIDEA Ver.2.3特殊ライセンスの終了に伴い、排出係数の入手が困難になっている企業も多いのが現状です。このような課題を解決するために、ゼロボードはIDEAのフルパッケージ購入以外の選択肢を提供し、段階的にスモールステップによる活用が可能になります。

さらに、最新のデータを使用することで開示関連のデータ品質の向上が見込まれ、企業のリスク回避にも寄与します。ゼロボードの有するプラットフォームとAIST Solutionsのデータベースが融合することで、企業は持続可能性を向上させ、社会に貢献することが期待されます。

今後、ゼロボードはこの新商品を利用して、サステナビリティ経営の進展を加速させる考えです。また、2025年5月22日には、「サプライチェーン排出量・CFP算定における排出係数の選び方」というテーマのウェビナーも開催予定です。ここにおいても参加者は、AIST-IDEAの効果的な活用方法と企業価値の向上について学ぶ機会を得ることができます。

したがって、ゼロボードとAIST Solutionsとの提携は、企業のサステナビリティにとって新たな一歩となります。環境に優しいビジネスが求められる現代社会において、こうした新たなソリューションは企業競争力を高めるための重要な要素です。次世代のビジネスを考えるうえで、現在のビジネスモデルを見直し、そして環境に配慮した選択を行うことが重要です。ゼロボードが提供する新たなパッケージは、この流れを加速させるツールとなるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ゼロボード
住所
東京都港区三田三丁目5-27住友不動産東京三田サウスタワー 10階
電話番号

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