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瀬戸田のしおまち商店街活性化プロジェクト

しまなみ海道沿いの瀬戸田・しおまち商店街で、地域活性化に向けて新たなプロジェクトが動き出しました。この取り組みは「住みたいまち、しおまち」を目指すもので、地域住民との対話を重ねながら進められています。プロジェクトは、地元の経済を活性化させ、観光と日常が交わる魅力的な街づくりを目指しています。

活性化プロジェクトの基本方針

このプロジェクトでは、特に以下の三つの方針に基づいて活動が進められています。

1. 地域住民と共に考える

プロジェクトは、あらかじめマスタープランを策定せずに、地域の方々と共に魅力や問題を探るワークショップを開催しています。この取り組みは2019年から始まり、行政と住民、企業が一体となって地域の未来を考える機会を設けています。また、参加者が自らの意見を持ち寄ることで、地域に対する愛着や責任感を醸成することが重要だとされています。

2. 魅力的な空間の創出

「SOIL SETODA」という新しい複合施設が、商店街の中心に建設中です。この場所には飲食や宿泊、アクティビティーが揃い、地元住民と訪問者が交流できる場となることを目指しています。また、商店街内の空き物件のデータベース化を行い、新たなビジネスを誘致することで、地域の新しい魅力を創出していく方針です。

3. 環境に優しいインフラの導入

地域の魅力を高めるためには、環境保護にも取り組む必要があります。再生可能エネルギーの活用や、電動キックボードの導入など、持続可能な観光サービスを展開することで、環境意識の高い街づくりを行っています。これにより、地域内の環境問題にも积极に対処しながら、観光地としての魅力を増しています。

新たな旅館や施設のオープン

来春には、このプロジェクトの一環として新たな旅館「Azumi Setoda」や銭湯を伴う宿泊施設「yubune」がオープン予定です。また、観光型高速クルーザー「SEA SPICA」の就航により、広島港からのアクセスが向上し、ますます多くの訪問者が期待されます。

新しいパートナーの募集

しおまち商店街では、新しい事業を立ち上げたい事業者や、地域活性化に興味のある方を広く募集しています。この機会に地域の未来に一緒に関わることで、より豊かな街づくりに貢献できるでしょう。

瀬戸田の魅力

瀬戸田町は柑橘の産地として知られ、特に国産レモンの生産が有名です。また、しまなみ海道の魅力を活かし、多くのサイクリストや観光客を引き寄せています。さらに、地域の素晴らしい景色や温暖な気候が、この町の魅力を一層高めています。

市長のコメント

尾道市長の平谷祐宏氏は、しおまち商店街の活性化プロジェクトが始動することに非常に喜びを表明しました。地域の活力を引き出すために、市としても全力で支援していく所存です。

このプロジェクトを通じて、地域と訪問者が共に楽しむことのできる「住みたいまち」が実現することでしょう。地域の魅力を再発見し、ぜひ訪れてほしいものです。

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