徳島県立城東高校ラグビー部が『Atleta』を導入
徳島県立城東高校ラグビー部が、クライムファクトリー株式会社の提供する選手データとチームコミュニケーションプラットフォーム『Atleta(アトレータ)』を採用することが決まりました。これは、同校が県の「競技力向上指定校事業」の一環として地域と連携した選手育成に取り組む中で重要なステップです。
食育とデジタルの融合
これまで城東高校ラグビー部は、無料の食事管理アプリを使用して選手の食事内容を共有し、食育に関して自主的な取り組みを続けてきました。しかし、選手たちの成長やパフォーマンス向上を目指す中で、より専門的な食育指導が必要であると考え、Atletaの導入に至ったのです。
アプリの活用により、選手の栄養バランスが明確になり、効果的な身体づくりをサポートします。さらに、同校には家庭科教員の指導のもとで活動する「食物部」が存在し、Atletaに基づいて補食の提案やメニューの考案も行いますので、学校の中での連携も強化されるでしょう。
地域との連携と効果
城東高校のラグビー部は地域の食堂とも連携し、選手たちの日々の食事をサポートしています。Atletaの導入によって、食堂が提供するメニューが選手一人ひとりのニーズに応じたものに進化することが期待されます。この取り組みは、地域の食文化とスポーツ育成を結びつける民間の協力とも言えるでしょう。
民間主導の部活動と地域支援
徳島県は、「パフォーマンスアップサポート事業」や「医科学サポート事業」を通じて県内の競技団体や部活動を支援しています。今回の城東高校ラグビー部の取り組みもその一環であり、自主的に食育や栄養生活への積極的なアプローチを図っています。
選手たちはアプリを利用して自分の食事や体調、パフォーマンスデータを管理し、このデータは後の振り返りの質を向上させ、スター選手への道を開くきっかけとなります。これにより、より高いチームのパフォーマンス向上を目指すことができるでしょう。
伊達圭太監督のコメント
城東高校ラグビー部の伊達圭太監督は、「コンタクトスポーツであるラグビーにとって、練習だけでなく栄養と休養のバランスが重要であり、Atletaアプリを導入することで選手たちに適切な環境を提供できると信じています。選手が自分の成長のために積極的に考え行動するきっかけをつくることができ、結果としてチーム全体の成長にもつながると感じています。」と述べています。
地域とともに育つ選手たち
城東高校ラグビー部の新たなチャレンジは、食育と地域連携をデジタルで融合した新しい形であり、他校や他地域への展開可能性も示唆しています。この取り組みが今後どのように発展していくのか、注目が集まります。
協力パートナー
特に、松下印刷株式会社や有限会社アクアなど、地域の企業とも連携し、学校の取り組みを支援していく姿勢が評価されています。
会社情報
クライムファクトリー株式会社は、選手データとチームコミュニケーションのためのプラットフォーム『Atleta』を開発・提供しており、全国的に2,200以上の部活動やクラブに導入されています。これにより選手のコンディションやパフォーマンスの管理が行える仕組みは、今後のスポーツ界におけるデジタル化の進展を象徴しています。