読書会開催のお知らせ
少数株ドットコム株式会社は、練馬政治研究会および民事8部監視委員会との共催で、丸木強の著作『モノ言う株主』を題材とした読書会を開催いたします。著者の丸木強氏は、アクティビスト投資の第一人者であり、本書では日本の株式市場が抱える様々な問題点や、経営がいかに株主価値を向上させるべきかについて鋭く提言しています。
書籍の内容
本書は、経営者の説明責任や株主権の保護など、企業ガバナンスに関する重要なテーマを取り上げています。特に、「黒字経営だから良い会社」という常識に異議を唱え、企業経営の本質を問う内容が特徴です。読書会では、これらのテーマについて、参加者とのディスカッションを行います。
開催の背景
日本企業ではガバナンス改革が進行中ですが、依然として多くの形式的な改革にとどまっています。経営者の責任、資本効率、少数株主の権利保護などが引き続き課題とされています。この読書会では、参加者が企業経営と資本市場の健全な関係を築くための知見を深めることを目指します。
開催概要
- - テーマ: 『モノ言う株主』から考える「資本主義の再構築」
- - 主催: 少数株ドットコム株式会社
- - 共催: 練馬政治研究会、民事8部監視委員会
- - 開催日: 2025年11月下旬(予定)
- - 形式: Zoomオンラインセッション
- - 参加費: 無料(事前登録制)
参加希望の方は、以下のアドレスまで「『モノ言う株主』読書会参加希望」と明記し、申し込んでください。
[email protected]
講師プロフィール
講師の山中裕氏は、東京大学経済学部を卒業後、コロンビア大学大学院を修了し、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスなどで学びました。彼は、日本のアクティビスト投資家として名高く、数多くの企業に対して株主提案を行ってきました。特に、HOYA株式会社に対する提案では、経営透明性や社外取締役の機能向上を目指しました。
企業ガバナンス改革の実績
山中氏は、役員報酬の個別開示や匿名投票制度の導入を議案として提案し、これらは大きな賛同を受けました。このような成果は日本企業のガバナンス改革において重要な進展をもたらしたと評価されています。また、少数株主保護を実現するための法的な成果も上げており、その幅広い活動は今後の企業統治に大きく影響を及ぼすでしょう。
当社の理念
少数株ドットコム株式会社は、持続的な企業価値向上を目指し、短期的な利益追求ではなく、長期的な社会的利益のための投資を心がけています。この読書会を通じて、資本市場の健全化を進めるための議論を促進し、日本の経済全体のためになる知見を共有していきたいと考えています。
この機会に、ぜひ多くの方にご参加いただき、共に学び、議論を深めていきましょう。