伝統の魅力を堪能!第52回相模人形芝居大会が開催決定
江戸時代中期から受け継がれてきた「相模人形芝居」。この重要無形民俗文化財が、南足柄市での第52回相模人形芝居大会で一堂に披露されます。この大会は、伝統文化を体験し、郷土の芸能を楽しむ絶好の機会です。
絶妙な技と演出の共演
相模人形芝居は、三人の人形遣いによって一体の人形を操る「三人遣い」という独自のスタイルが特徴です。また、人形の首を操作する際には、まるで鉄砲を構えるかのように手が動き、視覚的にも楽しませてくれます。太夫の語りや三味線との息の合った演出が、観客を物語の世界に引き込みます。
参加方法・詳細
開催日時: 令和7年3月16日(日)
開場: 12:00
開演: 12:30
終演: 16:45
会場: 南足柄市文化会館大ホール(通称:金太郎みらいホール)
住所: 神奈川県南足柄市関本415-1
アクセス: 大雄山線「大雄山駅」から徒歩5分、小田急線「新松田駅」から箱根登山バスに乗り「南足柄郵便局」下車、徒歩5分
定員: 750人(事前申し込みが必要)
参加費: 無料
申込みには往復ハガキを使用する必要があり、必要事項を記載した上で南足柄市の市民部 文化スポーツ課まで郵送します。応募者が多い場合は抽選になりますので、お早めの申込みをおすすめします。応募期限は令和7年1月10日まで。抽選結果は1月下旬に通知され、当選者には指定の入場券が送られます。
演目と出演団体
大会では、5つの座がそれぞれ異なる演目を披露します。以下は各座とその演目のご紹介です。
演目: 絵本太功記尼ケ崎の段
太夫: 榮谷佳子
三味線: 竹本土佐子
演目: 菅原伝授手習鑑寺子屋の段
太夫: 佐藤光昭
三味線: 竹本土佐子
演目: 傾城阿波の鳴門十郎兵衛住家の段
太夫: 朝倉輝美
三味線: 竹本土佐子
演目: 壺坂観音霊験記山の段
太夫: 小島信男
三味線: 竹本土佐子
演目: 箱根霊験記瀧の段
太夫: 入江敦子
三味線: 竹本土佐子
地域とのつながり
相模人形芝居はただの芸能ではなく、地域の文化を象徴する存在です。その魅力を多くの人々に伝えるため、各座は日々練習や公演に取り組んでいます。市内外での公演活動を通じて、地域の人々に伝統文化の重要性を再認識してもらうことが目標です。
人形劇の深淵を知りたくなった方は、ぜひ各座の練習見学に足を運んでみてはいかがでしょうか。相模人形芝居を通じて、長い歴史と素晴らしい技術を持つこの芸能が、次世代にどのように受け継がれていくのか、その一端に触れることができるかもしれません。
当日は伝統文化を体感しつつ、これまで知らなかった相模人形芝居の世界に浸ってみましょう。お問い合わせは、南足柄市市民部 文化スポーツ課まで。また、各座の座長に直接連絡することも可能です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。