青山財産ネットワークスとHash DasH HDが新たな金融システム構築で提携

株式会社青山財産ネットワークスは、不動産運用の専門家として多くの個人や企業の資産管理を行っている会社です。このたび、彼らはHash DasH HDと資本業務提携を結びました。この提携により、両社の強みを活かした新しい金融システムが構築される見込みです。

具体的には、青山財産ネットワークスが持つ不動産運用の高度なスキルと、Hash DasH HDが提供する先進的なブロックチェーン技術を融合させることによって、より広範な顧客層に対応した金融商品が登場します。近年の金融商品取引法の改正によって、不動産をセキュリティトークン(ST)化して運用できる可能性が広がっており、その市場規模は数百兆円に達すると予想されています。このため、両社は迅速にこの分野へ進出することが求められています。

青山財産ネットワークスは、不動産特定事業法に基づく運用業者として、日本国内でトップクラスの実績を誇ります。彼らの運用商品は、既に「ADVANTAGE CLUB」という不動産共同所有システムを通じて、多くの顧客から支持を得ています。このシステムにより、個人でも少額から不動産投資を行うことが可能となり、不動産へのアクセスが容易になっています。

Hash DasH HDは、金融持株会社としてデジタル証券事業を展開しています。彼らのグループ会社には、デジタル証券取引に特化したHash DasH株式会社や、革新的な金融取引システムの開発を行う株式会社Crudistが存在します。Hash DasH HDは、東海東京フィナンシャル・ホールディングスといった大手金融機関とも提携しており、強力なバックグラウンドを持っています。この提携を通じて、質の高い不動産投資商品が提供されることになります。

今回の提携によるシナジーの一つは、青山財産ネットワークスが提供する運用商品を、Hash DasH HDのブロックチェーン技術を使って小口化できる点です。これにより、リスクを取ることができる新たな投資家層へのアプローチが実現し、顧客ベースの拡大が期待されます。さらに、顧客のリスク許容度が広がることで、より革新的な商品開発が可能になるでしょう。

また、流動性の向上も見込まれています。ブロックチェーン技術を生かすことで、これまで流動化が難しかった商品が市場で取引可能となり、不動産運用における青山財産ネットワークスの専門知識を最大限に活用することができます。

今後、両社は2021年内に資本業務提携に基づく第1号案件を実現することを目指しています。新たな金融商品が登場することによって、投資家にとってより多様な選択肢が生まれることが期待されます。青山財産ネットワークスとHash DasH HDの連携がもたらす金融市場への影響から目が離せません。