神谷コーポレーション、著作権侵害裁判で国際勝訴を達成！

神谷コーポレーション、国際勝訴の快挙

神奈川県伊勢原市に本社を置く神谷コーポレーション湘南株式会社は、4月1日、アフリカのムワンガ共和国を相手に起こした著作権侵害の訴訟で勝訴しました。国際司法裁判所（ICJ）が、同社の製品であるフルハイトドア®の独自性を認める判決を下したことは、企業にとって画期的な意味を持ちます。

13000年前の壁画とフルハイトドア®の類似

争点となったのは、西アフリカのカリボンゴ洞窟で発見された13000年前の壁画に描かれている絵です。この絵には、天井まで高さがあるように見える「ドア的なもの」が描かれており、神谷コーポレーションの主力商品であるフルハイトドア®に実に酷似しているというものでした。

科学的分析が示した真実

この壁画の真相を探るべく、カイロ国際大学の研究チームが最先端技術を用いて詳細な分析を実施しました。彼らの調査の結果、分子レベルでの解析により『下がり壁』が存在しないことが証明され、したがってドアが天井に達していることが分かりました。また、当時の居住空間がエコでLOHAS（持続可能なライフスタイル）であることも明らかになりました。

偶然の発見が引き起こした訴訟

この問題の発端は、神谷コーポレーションの店舗開発チームがアフリカで無人ショールームの候補地を調査していた際の偶然の発見に遡ります。「どう見ても、当社のドアにそっくりだったのでやられた！と思いました」と社員は振り返ります。この発見を受けて、ムワンガ共和国に対して「意匠権の侵害」として訴訟に踏み切ることとなりました。

勝訴後の神谷コーポレーションの対応

勝訴を受け、神谷コーポレーションの広報は「思いもよらない判決に衝撃を受けている。国際司法裁判所の勇気ある決断に感謝の意を表したい」とコメントを発表しました。また、閉廷からわずか5分後には、ムワンガ共和国と協議を開始し、以下の2点で合意に至りました。

1. 当社は金銭的な補償を一切要求しない。
2. ムワンガ共和国は、壁画のドアが神谷のものであることを明記する。

この取り組みは、企業の社会的責任や文化交流を大切にする姿勢を示すものでもあります。