アルティウスリンクの新しい取り組み
アルティウスリンク アップス株式会社(以下、アルティウスリンク)は、社内の業務を効率化し、社員の利便性を向上させるためにナレッジプラットフォーム「Virtual Agent Plus」(以下、VA+)を導入しました。この新たな取り組みにより、社内のさまざまな問い合わせが大幅に減少し、職場環境の改善にも寄与しています。
VA+の導入背景
アルティウスリンクの経営管理部門には、国内78拠点、約40本部が存在し、採算管理や財務経理業務を行っています。この部門では、月に約1,000件の問い合わせがあり、社員は複数のシステムを使いこなす必要がありました。特に、夜間や休日にはサポート窓口が限られているため、迅速に問題を解決できないという課題があったのです。
そこで、この課題を解決するために、社員がいつでも確認できる情報検索ツールとしてVA+を導入することが決定されました。24時間いつでも利用できる環境を整えることで、社員が自己解決できるようサポートします。
VA+の具体的な導入プロジェクト
経営管理部門内で過去に蓄積されたFAQデータを精査し、特に問い合わせが多い約350件をVA+に登録しました。現在では約500件のFAQが登録されており、月末や月初の特に利用が多い時期には、その使用状況をモニタリングしています。未解決の問い合わせには迅速に対応し、Q&Aの追加や修正を随時行っています。
調査の結果、2024年12月1日までに利用数が約3倍に増加し、その影響で社内の問い合わせ件数は約40%削減されることに成功しました。従来の「問い合わせが多い」という声から、「VA+で検索したが解決できなかった」との質問にシフトしています。
今後の展望
アルティウスリンクは、今後も社内手続きに関連するQ&AをVA+に集約し、より効率的に情報を提供する環境を目指します。第二段階として、購買や総務関連の情報を追加し、さらなる活用を進める予定です。
グループ内のシナジーを発揮し、受けたフィードバックを基にVA+の改善に注力します。これにより、さらなる利用数の増加とともに回答精度を向上させ、問い合わせ対応の効率化を実現していくでしょう。
代表のコメント
代表取締役社長の清水康太氏は、VA+の進化について語ります。「従来のVirtual Agentはエンドユーザー向けでしたが、VA+はナレッジプラットフォームとして社内でも活用できる幅を広げています。社内DXへの貢献は新たな価値を提供するものとして、今後もサービスの向上に努めてまいります」。
まとめ
アルティウスリンクの取り組みは、職場環境の改善だけでなく、社員の業務効率化にもつながっています。今後の展開にも期待が膨らみます。