蟹江杏の受賞
2025-09-12 11:32:55

蟹江杏の初小説が第74回小学館児童出版文化賞を受賞

蟹江杏の快挙!初小説『あの空の色がほしい』が受賞



画家として知られる蟹江杏の初の小説『あの空の色がほしい』が、2025年9月11日に発表された第74回小学館児童出版文化賞を受賞しました。この受賞により、彼女はアートの世界から文学の世界へ華々しい一歩を踏み出しました。

受賞作品の概要


『あの空の色がほしい』は、2024年6月30日に株式会社河出書房新社から刊行され、定価は税込1,980円。この作品は多才な活動で知られる蟹江が描く感動的な物語で、小学校の美術が好きな女の子と、独特な生活を送るアーティストとの不思議な交流を描いています。発行当初から「100年後まで残る名作」や「現代版『窓ぎわのトットちゃん』」との評判が寄せられ、多くの読者の心をつかんでいます。

物語の主人公は、学校で浮いている小学生・マコ。彼女は土手沿いの風変わりな家に住む“オッサン先生”とのアートを通じたユニークな交流を通して、自らの感情や世界観の変化を体験します。蟹江杏の作品は、ただの物語ではなく、心を打つ深いメッセージを含んでいます。

審査員の評価


小学館児童出版文化賞は、優れた子ども向けの作品に贈られる名誉ある賞で、毎年多くの作品がノミネートされます。2025年の審査では、絵本ジャンルから7作品、読み物ジャンルから6作品が選ばれ、最終的に蟹江の作品が栄誉を獲得しました。審査員には、荒井良二、鈴木のりたけ、舘野鴻、富安陽子、森絵都の5名が名を連ねており、彼らは蟹江の作品を高く評価しました。

受賞の背景と今後の展望


蟹江杏は本作品の受賞を通じて、自身のアーティストとしての多面的な活動を一層広げていくことでしょう。また、日野市との連携プロジェクトなどを通じて、地域社会にも貢献しています。彼女の作品は、これからも多くの人々に感動を与えるに違いありません。読者は毎回新たな発見を伴う物語を楽しめることでしょう。

特別なイベントの予定


本賞の贈賞式は11月13日に予定されており、蟹江杏の受賞が正式に祝いされる瞬間となります。また、今後は『あの空の色がほしい』をテーマにした読書感想ポップ賞が日野市の図書館で開催されるなど、蟹江の作品はますます注目を集めています。多くの人に彼女の作品を手に取る機会を提供するこのイベントは、地域底力を示す良い例です。

さらに、著名人からの感想も続々と届いています。作家の落合恵子氏は、作品を読んだ感想として「群青色の色鉛筆が、すきになった。」と語り、彫刻家の吉田穂積氏も感動の声を寄せています。このように多くのアーティストが蟹江の作品に魅了され、続々と支持を表明しています。

一般の読者も、蟹江杏が描く独自の世界観に引き込まれることでしょう。彼女の作品は、ただの読書体験ではなく、新たな視点を提供し、心を豊かにしてくれます。『あの空の色がほしい』の物語を通じて、より多くの方々にアートの魅力に触れてもらえることを願っています。

トータルで見ると、蟹江杏とその初小説『あの空の色がほしい』は、今後も様々な形で注目を集めていくことでしょう。文学の世界に新しい風を吹き込む彼女の活動から、今後も目が離せません。期待が高まる中、これからの彼女の作品にも是非ご注目ください。


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会社情報

会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

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