副業の意外な調査結果
2018-06-19 10:30:02
働き方改革における副業意識調査の意外な結果とは
副業への関心と障壁:働き方改革の現状
近年、働き方改革が進む中、副業への関心が高まっています。しかし、実際に副業を行っている人は少数派であることが調査によって示されています。このことに対する疑問とその背後にある要因を探ってみましょう。
副業への高い関心
インターネットの発展により、副業を始めるためのハードルは下がりました。特にスマートフォンを使用する現代人にとって、インターネットを通じた副業は非常に手軽に感じられます。この点が多くの人々が副業に興味を持つ要因となっています。実際、さまざまなプラットフォームやアプリが普及し、副業を始める土壌は整っています。
副業をしない理由
しかし、調査結果によると、実際に副業を行っていない人の割合が高く、四割近くの人が「やりたい仕事が見つからない」と回答しました。この理由に続くのが「時間がない」「会社が副業を禁止している」といった声です。
様々な方法で副業を行える環境は整いつつありますが、専門知識が求められる職種も多く、学びながら実務をこなすことが難しい状況が続いていることも事実です。
現状の問題点
本業が多忙なメンバーが多い一方で、企業の副業に関する規制も影響を及ぼしています。厚生労働省が推進する副業を認める企業のモデル就業規則の改善は進行中ですが、依然として風土の変化はあまり見られません。
現在の調査結果からは、約40%の人が副業を始められない環境であるのに対し、「やりたい仕事や始め方が分からない」といった悩みを抱えていることが分かりました。これは、物理的に副業が可能であっても、心理的な障壁や知識の不足が影響している確証と言えるでしょう。
今後の展望と調査への取り組み
このような状況を踏まえ、今後の副業に対する意識や行動の変化に注目していく必要があります。副業をするための支援や情報提供が求められています。働き方改革の一環として、国や企業が副業推進のための施策を強化することが急務です。
引き続き、副業への関心と実践を促進するためのデータを収集し、より深い理解を得ていく予定です。
調査概要
この調査は2018年6月1日から6月6日まで、全国10代後半から60代前半の男女を対象にインターネット上で実施されました。総数は1115名で行われ、実施団体はゼネラルリサーチです。
最終的に、働き方改革と副業の関係性はますます重要なテーマとして扱われるようになるでしょう。企業や従業員がともに未来に向けた明確な道筋を見出すことが求められています。
会社情報
- 会社名
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ゼネラルリサーチ株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-12-9エスティ青山ビルB1F~3F
- 電話番号
-
03-5468-5825