クックパッドが選出した2024年の食トレンド
クックパッド株式会社は、11月26日に「食トレンド大賞2024」と「食トレンド予測2025」を発表しました。この取り組みは2017年から続いており、今年で8回目を迎えます。これまでの検索データやSNSのトレンドをもとに、2024年を代表する料理や食材が選ばれ、これからの食の流行が見込まれています。
食トレンド大賞2024
2024年には、多様な料理や食材が注目を集めました。特に、
進化系手作りパン「こねないパン」が大賞に輝きました。このパンは、手間をかけずに作れる手軽さが魅力。また、米の価格高騰を受け、パン作りの人気が高まった背景もあります。
さらに、2位には
「パリおにぎり」、3位には
「カニカマ・魚肉ソーセージ」、4位に
「グリークヨーグルト」、5位には
「クラフト紅茶」がランクイン。調理器具では
「せいろ」が注目され、トレンドワードとしては
「ザクザク」が選ばれています。
食トレンド予測2025
次に、2025年に流行の兆しがある料理についてです。注目されたのは、
「トルティーヤ」や
「冷凍サバ」、
「じぶんアイス」、
「大阪ねぎ焼き」、
「ラム肉」、
「ジャパニーズハーブ」、
「栗しごと」と、合計7つのジャンルが選出されました。これらの料理は、特に「料理をコミュニケーションの場に」という意識の高まりを反映しています。
2024年の大きな出来事
2024年の食の大きなトピックは、
コメの不足と
高騰です。この影響により、多くの食品が値上げされましたが、健康的な食への意識も高まり、「進化した食材・調理法」に対する注目が集まりました。多忙な日々の中でも健康志向を保ち、便利で栄養価の高い料理が求められるようになったのです。
2025年の見通し
2025年は、料理に対する価値観が転換し、「辛い、大変なもの」ではなく、「家族や仲間とのコミュニケーションを楽しむ」ポジティブなものとして捉えられる傾向が見込まれています。その結果、休日にはタコスパーティーや栗しごとのようなコミュニティ活動が盛り上がることが期待されます。
結語
「食トレンド大賞」と「食トレンド予測」は、多様な食文化が進化する過程を映し出しており、現代の消費者のニーズを反映しています。多くの人々が元気に健康的な生活を送る中で、料理は家族や友人との絆を深める大切な手段であることが再確認された今年、未来の料理がどのような形になっていくのか、引き続き注目です。