伊賀市に誕生!新しい忍者体験施設
三重県伊賀市で話題の観光プロジェクトが進行中です。株式会社ヒト・コミュニケーションズが推進するこの地方創生プロジェクトは、2025年8月27日に「伊賀流忍者体験施設~万川集海~」をオープンすることを発表しました。この施設は、観光、文化、体験、宿泊が一体となった複合施設として位置付けられ、伊賀流忍者の魅力を国内外に発信する重要な拠点となります。
新しい観光名所の狙い
本施設は、PFI事業として2022年から2043年まで運営されます。その主な目的は、修学旅行を含む国内外の観光客を呼び寄せ、年間約12万人の利用を見込むことです。伊賀市は、コロナ禍の影響で観光需要が減少したため、この新施設を通じて観光客の呼び戻しを図ります。
施設は、大阪市や名古屋市から車で1時間半でアクセス可能な立地にあり、日帰りドライブのコースとしても魅力的です。この時間の利便性を生かし、観光戦略を展開します。特に、地域の歴史や文化資源を最大限に活用し、中心市街地の繁栄と経済活性化に貢献することを目指しています。
充実の体験コンテンツ
新しい体験施設では、さまざまなアトラクションが用意されています。まず注目すべきは、音声ガイドを通じて忍術書『万川集海』の内容を学ぶ「魔堅窟巡り(体験A)」です。訪れる人々は、忍者の世界へと没入することができます。
また、忍者装束を身にまとい、45種類の忍術から好きなものを選んで体験できる「忍修殿(体験B)」も魅力です。これにより、訪れる人は実際に忍者になった気分を楽しみつつ、伊賀の文化に触れることができます。さらに、全国的に有名な伊賀焼を使った郷土料理を堪能できる忍者レストランや、蒸気風呂を完備した忍者部屋も用意されています。
買い物好きにはたまらないショップ「万川堂」も設けられ、忍者グッズや伊賀の特産品を取り揃えています。観光客は、ただの見学だけでなく、体験し、味わい、楽しむことができるのです。
地域活性化の取り組み
本プロジェクトは、単に新たな観光名所を建設するだけではありません。伊賀市の観光産業や地域経済の全般的な振興を見据えた取り組みです。観光客の滞在時間の延長を図り、地域住民との協力を通じて持続可能な観光を推進します。
ヒトコムグループは、他にも和歌山県串本町の「宇宙ふれあいホールSora-Miru」の管理を行うなど、地域の文化発信や観光振興に寄与しています。これにより地域社会の持続可能な成長を実現することに努めています。
メディア向け内覧会のお知らせ
新施設のオープンを前に、2025年8月22日にはメディア向けの内覧会を予定しています。参加希望の方は事前に申し込みが必要です。詳細に関しては、株式会社伊賀市にぎわいパートナーズまでお問い合わせください。興味のある方はぜひこの機会をお見逃しなく。
この新たな忍者体験施設は、伊賀市の観光地としての魅力をさらに引き立てることでしょう。これにより、伊賀市は地域文化を活かした新時代の観光地となることが期待されています。