ウクライナの子ども力士が「わんぱく相撲全国大会」へ!夢と希望を胸に力士たちが来日
ロシアによるウクライナ侵攻から2年以上が経過し、多くの子どもたちが戦争の影響を受けています。そんな中、ウクライナの子ども力士3名が、8月4日に東京・両国国技館で開催される「わんぱく相撲全国大会」に出場することが決定しました。
一般社団法人ウスミシュカは、ウクライナ政府青年・スポーツ省の協力のもと、2024年3月に「わんぱく相撲ウクライナ大会2024」を開催。大会で優勝した子ども力士たちを含む3名が、日本での大会出場に向けて、8月2日に激励会と記者会見を行いました。
激励会では、ウクライナ大使館関係者や日本の政治家、大学教授などから子ども力士たちへ熱いエールが送られました。子ども力士たちは、日本語で「がんばります!」と力強く宣言し、会場からは大きな拍手と応援の声が沸き起こりました。
今回の来日は、子ども力士たちに夢と希望を与えるとともに、日本とウクライナの友好関係を深める貴重な機会となります。
子ども力士たちの挑戦
子ども力士たちは、ウクライナ国内で避難生活を送っている子も含まれており、厳しい状況の中でも相撲を通じて夢と希望を持ち続けてきました。今回の全国大会への出場は、彼らにとって大きな挑戦であり、将来の目標に向かって大きく前進する機会となるでしょう。
ウクライナと相撲の深い繋がり
ウクライナと相撲の歴史は深く、第48代横綱の大鵬 幸喜氏はウクライナ人を父にもち、現在でもウクライナ人力士が存在します。ウクライナでは、相撲大会が度々開催されるなど、相撲は親しまれている文化です。
しかし、ロシアの侵攻によって、子どもたちが安心して相撲を楽しむ環境は奪われてしまいました。ウスミシュカは、ウクライナの子どもたちに夢や希望を与え、日本とのつながりを強めるため、ウクライナでの相撲文化を広める活動を行っています。
「わんぱく相撲」とは
「わんぱく相撲」は、小学4年生から6年生が参加する、日本国内最大規模の小学生対象相撲大会です。全国200地区の予選大会を勝ち抜いた力士たちが、東京・両国国技館で決勝戦を戦います。
今回の大会には、約4万人の選手が参加する予定で、子ども力士たちの熱戦が繰り広げられます。
ウクライナの子ども力士たちへの応援を
戦争によって困難な状況に置かれているウクライナの子ども力士たちが、夢と希望を胸に「わんぱく相撲全国大会」で力強い戦いを見せることを期待しています。彼らを応援し、日本とウクライナの友好関係がさらに深まることを願っています。