富山県射水市で開催された防災イベントの詳細
2025年11月16日、ビレッジハウス・マネジメント株式会社は、富山県射水市にある「ビレッジハウス片口」で防災イベントを開催しました。このイベントは、日本で生活する外国人に安心と安全な暮らしを提供することを目的としたものです。参加者は主に地域企業で働くベトナム人とインドネシア人の技能実習生たちで、42名が集まりました。
イベントでは、富山県防災士会の江尻泰将氏による防災に関する講義と演習が行われました。内容は、地域特有の自然災害に関する情報提供や、地震発生時に身を守るための「シェイクアウト訓練」、そして防災グッズの確認など、実践的なトレーニングが中心でした。参加者はハザードマップを見ながら、自分たちの地域で発生する可能性のある地震、津波、洪水のリスクについて学び、室内の危険要素を認識する重要な機会となりました。
シェイクアウト訓練と初期消火体験
参加者は江尻氏の指導のもと、実際に「シェイクアウト訓練」を体験しました。これは地震が発生した際に自分の身を守るために必要な初動行動です。また、訓練用の消火器を使った初期消火体験も行われ、具体的な対策を体験することで防災意識の向上が図られました。参加者たちからは、「学んだことを現実の状況で生かせる気がする」といった声があり、防災知識の重要性を再認識する場となりました。
生活マナー講習も同時開催
防災講義に先立って、生活マナー講習も実施されました。騒音や共用部の利用方法といった基本的なマナーを学ぶことで、より快適な共同生活を送るための準備が整いました。この講習は、参加者が日本での生活に慣れるための助けとなることを目的としていました。
通訳として参加したビレッジハウスのベトナム人社員が、参加者に資料を翻訳し配布することで、理解を深めていました。このような多言語対応が、外国人居住者にとって安心感をもたらす大きな要素となっています。
地域の安全を再確認
イベントに参加した外国人たちは、ハザードマップと物件の安全性を再確認しながら、日本特有の自然災害に対する理解を深めることができました。地域における避難場所の確認や、家の中での備えを整えることの重要性が強調されました。江尻氏は、「普段の生活の中で、地域のハザードマップを確認することが重要です」と述べ、日本の防災意識を高めることを呼びかけました。
ビレッジハウスの取り組み
ビレッジハウス・マネジメント株式会社では、支援の一環として特別な防災イベントを2022年から実施しており、今回の富山県での開催は7回目となります。この取り組みを通じて、日本で生活する外国人にも安心して暮らせる環境を提供し、さらに地域とのつながりを強化していく方針です。ビレッジハウスは、今後もアフォーダブルな住宅とサポートを通じて、より良い住環境づくりに努めていくとのことです。
締め括り
今回の防災イベントは、地域の外国人居住者にとって、安全な暮らしを支えるための貴重な経験となりました。日本における防災について学び、不安を解消する手助けとなることを目指しています。これからもビレッジハウスは、安心・安全な住まいを提供し続けることで、全ての居住者の暮らしを支えていくことでしょう。