NEC金融モダナイゼーションセミナーが開催
2025年7月28日、NECが金融機関を対象に「第1回 NEC金融モダナイゼーションセミナー」をオンラインで実施しました。このセミナーは、金融機関が直面する市場環境の変化やITシステムの必要な変革に焦点を当て、業界の経営戦略を支える情報を提供することを目的としています。
セミナーの背景と目的
金融業界は変革の波に直面しており、特に経営戦略の転換が求められています。この変革を支えるためには、基幹システムのモダナイゼーションが急務です。金融機関のシステムはその規模や複雑さから、業界ルールに従った安全性の確保も不可欠です。NECは、こうした課題を解決するために、様々な情報と成功事例を共有する場として本セミナーを位置づけました。
プログラム内容
セミナーは20社以上の地域金融機関や信用金庫の参加を得て行われ、以下のようなプログラムが用意されました:
1.
証券バックシステムのモダナイズ最前線(鑑 高史 氏/大和総研)
大和総研の実績を基に、疎結合アーキテクチャの設計思想やレガシーシステムのモダナイゼーション手法を解説。
2.
Exastroによる自動化事例(脇谷 徹/NEC)
人材不足に対応した運用管理の効率化を実現したNECの事例を紹介。
3.
地域金融機関のクラウド活用最新動向(渡部 圭一 氏/AWSジャパン)
AWSジャパンの取り組みを通じて、地域金融機関におけるクラウドの活用状況を解説。
4.
サイバーセキュリティ戦略(小川 将慶/NEC)
経営層が選ぶ効果的なセキュリティ戦略とそのポイントについてお話しされました。
参加者からの反響
セミナー終了後、参加者からは多くのポジティブな意見が寄せられました。特に基幹システムの再構築についての話は、課題認識から成果、今後の方向性まで幅広く踏み込まれており、有意義な時間として評価されました。また、具体的な対応策として大和総研様の事例が参考になるという声も聞かれました。
運用管理の自動化についての理想像を持つことができたとの感想もあり、今後の取り組みに向けたモチベーションを高めるきっかけとなったようです。
NECの取り組みは非常に丁寧で、金融領域における最新トレンドについても役立つ情報が得られたとの意見が多く寄せられました。
今後の展望
NECは、セミナーを継続的に実施し、金融機関向けに共通する経営アジェンダや先進デジタル技術に関する情報を提供し続ける予定です。また、「BluStellar(ブルーステラ)」という価値創造モデルを基にしたプログラムによって、金融機関のモダナイゼーションを支援していく方針です。クラウドやAIの活用を通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させることを目指しています。
今後もNECの取り組みに注目が必要ですね。
※本件に関するお問い合わせは、NECデジタルファイナンス統括部まで。
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