原付セーフティセミナーが松山市で開催
松山市二番町の松山市役所で、交通事故の撲滅を目指した『原付セーフティセミナー』が、JAF愛媛支部、松山市、愛媛県警察の三者によって2024年3月18日に初めて開催されました。このセミナーは、原動機付自転車の運転をする松山市の職員を対象としており、市内での交通安全向上が目的です。
原付の利用実態と事故の現状
松山市では、通勤や通学に原動機付自転車が広く利用されています。その利便性から多くの市民に愛される一方で、愛媛県警察の統計データによれば、2024年には318件の原付事故が県内で発生し、そのうち217件、つまり68.2%が松山市で発生していることが分かります。このことからも、交通安全啓発の必要性が高まっています。
セミナーの開催の背景
JAF愛媛支部と松山市は、2023年8月に交通安全に関する協定を締結し、その取り組みの一環として今回のセミナーを企画しました。愛媛県警察の協力を得て、原動機付自転車と自動車間の事故を減少させることを目指しています。
セミナーの内容と目的
セミナーでは、運転者自身のヒヤリハット体験や、原動機付自転車が自動車の死角に入る危険性を理解するための座学と実技講習が行われました。具体的には、原付の運転中に注意すべきポイントや事故のリスクを認識するための内容がカバーされました。参加者は約20名で、原動機付自転車の特性や運転時の留意点を学びました。
今後の展望
今回のセミナーは初開催ですが、今後はより多くの市民への交通安全啓発活動に広げていく予定です。松山市を事故のない、住みやすい街として発展させるために、JAF愛媛支部、松山市、愛媛県警察は連携を強化し、継続的にこのような活動を行っていく方針です。
開催概要
- - 日時: 2024年3月18日(火)14:00~15:30
- - 会場: 松山市役所本館5階会議室(座学)、正面玄関ロータリー附近(実技)
- - 対象: 原動機付自転車を運転する松山市職員
- - 主催: JAF愛媛支部、松山市、愛媛県警察本部
以上の取り組みを通じて、市民が安心して原動機付自転車を利用できる環境づくりに向けて、今後も引き続き努力していきます。