東洋町とフランスの友好
2020-11-09 10:52:21

高知県東洋町とフランスの友好交流が始まりました!

高知県東洋町とフランス・サン・ジャン・ピエ・ド・ポー市の交流



本年8月初旬、高知県安芸郡の東洋町(松延宏幸町長)はフランス・バスク地方のサン・ジャン・ピエ・ド・ポー市(ローラン・インショスペ市長)との友好関係を深めるための事業に取り組むことを正式に発表しました。この取り組みは、両地域の河川を通じて行われ、人々や文化、経済の交流を促進することを目的としています。

しかし、コロナ禍の影響により、交流の開始はやや遅れが出ていましたが、ついに第一回目の担当者会議が11月4日に開催されました。会議では、今後の交流について具体的なビジョンが話し合われ、両地域の独自の文化や自然環境を活かした活動が提案されました。

東洋町には、透明度の高い清流「野根川」が流れており、ここでは鮎やアマゴといった多様な生物が生息しています。この美しい川はまた、徳島県海陽町から太平洋に至るまでの全長30キロメートルにわたり自然の素晴らしさを保ち続けています。

一方、サン・ジャン・ピエ・ド・ポー市には「ニーヴ・ド・ベエロビ川」が流れています。この川はフランス南西部のバスク地域にあり、こちらもブラウントラウトなどが生息している清流です。両地域の川を通じた交流によって、自然の魅力や文化を共有し、つながりを強化していく方針です。

サン・ジャン・ピエ・ド・ポー市は、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼のフランス側の宿場町としても広く知られています。巡礼者たちは、この地で休息を取った後、難所のピレネー越えに挑むために出発します。この地域には日本との深い縁もあります。フランシスコ・デ・ザビエルの父方の故郷であり、また第二次世界大戦後、打ちひしがれた日本人を励ましたカンドウ神父(ソーヴール・カンドウ)の日仏学院院長としての思い出が語り継がれています。

本事業は高知県東洋町とフランス・バスク地方のサン・ジャン・ピエ・ド・ポー市が協力し、地域活性化を進める国際交流の一環として実施されます。これを通じて、両地域の歴史や文化を尊重しながら、新たな関係を築いていくことが期待されています。今後、具体的な交流イベントや文化活動が計画され、さらなる友好関係が進展することを願っています。

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特定非営利活動法人 ウォーターズ・リバイタルプロジェクト
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東京都港区南青山1-15-18リーラ乃木坂1001
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