プラスチックカラーコーンを木製に！サステナブルなウッドチェンジの取り組み

プラスチックから木製へ。ウッドパイロン・KOLMIOの全国展開

サステナブルな社会を目指して、全国のプラスチック製カラーコーンを木製のウッドパイロン・KOLMIO（コルミオ）に置き換える新たな取り組みが始まりました。このプロジェクトは、家具工房レッドハウスファニチャー、福祉作業所2社、一般社団法人kitokito、社会福祉法人アンサンブル会の3社連携により、2024年7月から全国展開することとなります。

背景と発案者の想い

レッドハウスファニチャーの代表である増田善計氏は、町や道路、さらには公共施設で頻繁に目にするプラスチック製のカラーコーンに疑問を感じていました。「自治体や企業が環境対策を進めていく中でも、プラスチック製アイテムが幅広く使われ続けている現状を見ると、木製カラーコーンの開発は環境への配慮として必要だ」と考えました。これがウッドパイロン・KOLMIOの発案につながったのです。

「コルミオ」という名はフィンランド語で三角形を意味し、新たに実現した折りたたみ式でリバーシブルのデザインは、機能性と互換性を兼ね備えています。これにより、既存のバーも使用できるため、利便性も大きいと言えるでしょう。

KOLMIOの特徴とスペック

ウッドパイロン・KOLMIOには、2つのサイズが用意されています。

1. トールサイズ
高さ: 850mm、幅: 280mm、重量: 約2kg

2. レギュラーサイズ
高さ: 600mm、幅: 300mm、重量: 約1.5kg

どちらのサイズも、主に長野県産のカラマツやヒノキ、東京の多摩産材スギやヒノキを使用し、地域材を活用しています。これにより輸送コストの削減と地域環境への配慮がなされています。

活用シーンと社会貢献

ウッドパイロン・KOLMIOは、店舗看板やイベントの区分標識、さらには木育イベントでの案内表示など多様なシーンでの活用が期待されています。また、福祉作業所との連携により、障がい者が製造や販売に関わることで、社会参加や自立支援にも寄与するのです。

このプロジェクトは、木材の持つ良さを広く伝え、自分たちの地域で作られる商品に地域貢献させる狙いがあります。増田氏が推進する木育の活動を通じて、国産材の新たな需要開拓にも取り組むことが目標です。

今後の展望とパートナー企業募集

今回のウッドチェンジに対する取り組みは、今後サステナブルな価値観を広げていくための一歩です。レッドハウスファニチャーはウッドパイロン・KOLMIOの普及と販売促進を進めていく企業を引き続き募集しています。地域内のブランド材を活用しながら、環境に配慮した製品を共に推進していく仲間を歓迎します。

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