難民映画祭2025
2025-11-14 12:34:14

第20回難民映画祭2025が大阪で開催、天才ピアニストも参加

大阪で語られるスーダンの記憶



2025年11月6日から開催中の「第20回難民映画祭」では、11月13日に大阪市のTOHOシネマズなんばで特別上映イベントが行われました。このイベントは、特定非営利活動法人国連UNHCR協会が主催するもので、ドキュメンタリー映画『ハルツーム』が上映されました。この作品は、戦火から逃げた5人のスーダンの人々の体験を描いた内容です。

映画上映後のトークイベント



上映後には、お笑いコンビ「天才ピアニスト」の竹内知咲さんとますみさんが登壇し、観客とのトークショーが行われました。彼女たちは、難民映画祭初参加の感想や、作品に触れたことで感じたことを熱く語りました。特に、現在世界では紛争や迫害によって故郷を追われる人々が増加している実情についても国連UNHCR協会の職員と意見交換をしました。

SDGsへの取り組み



竹内さんは理科教員の経験を生かし、エコバックの使用や水や洗剤の量を減らす取り組みについて言及。「最近では、髪の毛を極限まで切ることで、シャンプーの量を減らそうとしている」と語り、会場を沸かせました。一方、看護師経験を持つますみさんは「食べ物を残さないため、必要な分だけを作る」という日常的なSDGsの実践について話しました。彼女たちの話は、観客に強い印象を与えました。

映画が持つ力



最後に、竹内さんは「普段はニュースで見るだけの難民問題も、映画という形を通じて身近に感じられた。このイベントを通して学びたいという気持ちが芽生えた」と述べ、ますみさんも自身のできる範囲で寄付を始める意気込みを明かしました。この言葉は、多くの参加者に共感を呼び起こしました。

イベント詳細



「第20回難民映画祭」はオンラインでも開催され、今後は12月2日、3日に東京のイタリア文化会館で劇場上映が行われます。9作品中6作品は日本初公開、すべて難民の状況を描いた力強い作品群です。参加方法は公式ウェブページで受付中で、寄付付きの鑑賞または無料での参加も可能です。この映画祭は、UNHCRの活動を支援するため、皆様のご寄付が役立てられます。

難民映画祭の意義



2006年にスタートした難民映画祭は、映像を通じて難民への理解を深め、共感を広げることを目指しています。これまでに270作品以上を上映し、10万人以上の参加者を迎えてきました。今後も日本全国で「難民映画祭パートナーズ」を通じて、学校や地域でも上映会を開催し続け、多様な人々の声を届けていく予定です。

UNHCRの役割



UNHCRは国際的な難民支援機関として、世界の130カ国以上で難民や無国籍者を保護、支援しています。特に日本では国連UNHCR協会が民間の支援窓口として活動し、寄付金控除の申請が可能です。難民に関する理解を深めることは、私たちの未来に向けて重要な使命です。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人 国連UNHCR協会
住所
東京都港区南青山6-10-11 ウェスレーセンター3F
電話番号
03-4366-7373

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