楽天証券とBridgewise社の提携概要
楽天証券株式会社は、イスラエルの金融AIインテリジェンス企業であるBridgewise Analytics Ltd.との戦略的なパートナーシップ契約を締結しました。この提携によって、楽天証券は新たな投資情報サービスを提供し、クライアントの資産運用をサポートすることを目指しています。
Bridgewiseは2019年に設立され、全世界の上場企業の財務分析を高度に行うプラットフォームを提供しています。同社はAI技術を駆使し、市場情報へのアクセスを民主化することを使命としており、既に50以上の機関投資家や15カ国の投資家を対象に幅広い分析サービスを展開しています。このたびのパートナーシップにより、楽天証券はBridgewiseの先進的なAI技術を利用し、投資判断を行うための新しいツールを提供できるようになります。
提供予定のサービスとは
新たに導入される投資情報サービスでは、ビッグデータを基にした精密な投資情報と分析ツールが提供されます。楽天証券は来春から、このサービスを業界で初めて導入する計画であり、投資家が自身の目的に合った銘柄を検索し、効率よく投資機会を見つけられるよう支援します。この取り組みは、金融業界における技術革新を通じて、個人投資家のFinancial Well-Beingを向上させるものとなります。
楽天証券の最新技術の取り組み
楽天証券は、これまでも最先端の技術を取り入れたサービスを展開してきました。特に2023年7月19日には、生成AIを活用した「投資AIアシスタント(β版+プラス)」を導入し、顧客への情報提供を一層拡充しています。また、2023年8月には「楽天証券AI・データ&ヒューマンラボ」を設立し、引き続き新しい技術を用いて証券ビジネスの研究開発を進めています。
期待される効果と市場への影響
このパートナーシップにより、楽天証券は投資情報サービスの新境地を開くことになり、利用者が求める多様な情報に大きく応えることができるでしょう。また、Bridgewiseが持つ高度な分析能力を活かすことで、幅広い投資家が自身の資産運用においてより良い判断を下せるようになると期待されています。引き続き、資産づくりの伴走者としての役割を果たしていく楽天証券の取り組みに、業界の関心が寄せられることは間違いありません。
Bridgewise社の業績と展望
Bridgewiseは、イスラエルに本社を置く金融AIインテリジェンス企業で、投資の知識のギャップを埋めるために全世界の株式とファンドを分析しています。その分析対象は全体の90%以上に及び、多くの機関投資家に向けて支援を行っています。今後も、国内外の企業と提携しながら、幅広い金融データの提供を行うことが期待されます。
このように、楽天証券とBridgewiseの提携は、今後の資産運用市場に新たな風をもたらすものと期待されています。