近日、株式会社エフアンドエムとリコージャパン株式会社が連携し、中小企業の経営支援を目的としたバックオフィスコンサルティングサービス「ビジネスアドバイザリーサービス for RICOH」を開始することが発表されました。この新サービスは、エフアンドエムが提供する既存のサービスを基に、リコージャパンとのシナジーを加えた形で中小企業の支援を一層強化することを目指しています。
背景
日本の中小企業は、深刻な人手不足と採用難に直面しており、労働生産性の向上が急務となっています。このような経営環境の中、エフアンドエムはバックオフィス業務の改善を目的に様々な企業と連携しており、その中でも特に中小企業向けのサービスに注力してきました。また、リコージャパンはSDGsを経営の中心に据え、新しい生活様式や働き方に対応したデジタルサービスを提供しています。これにより、企業の生産性向上を促進し、社会的価値の創造に貢献しています。
現在の日本において、中小企業は大企業との人材獲得競争や若年層の減少により、優秀な人材の確保がますます困難になっています。これらの課題に対する解決策として、エフアンドエムの「エフアンドエムクラブ」を基にした「ビジネスアドバイザリーサービス for RICOH」が提供されることになりました。この新サービスは、中小企業の特有のニーズに応じたさらなる付加価値を提供するものです。
「エフアンドエムクラブ」について
「エフアンドエムクラブ」は、「バックオフィス部門から利益を生み出す」をコンセプトにした会員制のバックオフィスコンサルティングサービスです。リーズナブルな価格で提供され、お客様の職場環境や状況に応じたサポートを行い、財務・人事労務・公的支援制度の活用・人材育成など様々なバックオフィス業務の改善を支援します。これにより、企業はさらなる労働生産性の向上が期待できます。
新サービスによる影響
今回の提携により、エフアンドエムの業績にも影響が予想されますが、詳細は現在精査中とのこと。影響が確認され次第、適時に開示される予定です。
会社概要
- - 会社名:株式会社エフアンドエム(F&M CO.,LTD.)
- - 証券コード:4771 (東証スタンダード)
- - 代表者:代表取締役社長 森中 一郎
- - 設立年:1990年
- - 資本金:9億8,965万円
- - 売上高:148億6,176万円(2024年3月期)
- - 業務内容:中小企業や個人事業主向けの会計サービスやバックオフィス業務支援
一方、リコージャパン株式会社は、1959年に設立された企業で、資本金は25億円。経営の中心にSDGsを置き、企業の社会的責任を果たしつつ、サービスの価値向上を追求しています。
この両社の連携により、中小企業の経営改善が進んでいくことが期待されます。各企業は苦境を乗り越え、持続可能な成長を実現するために、今後のサービス展開に注目が集まります。