ウェルスナビ、パスキー導入で利用者が急増
ウェルスナビ株式会社は、2025年9月3日に新たにパスキー(FIDO2)を使用した多要素認証を導入し、導入初日には1万人を超える利用者を記録しました。この実績は、同社の金融サービスの安全性が強化されたことを示しています。
パスキーとは
パスキーは、従来のパスワードに代わる認証技術で、顔認証や指紋認証を通じて本人確認を行います。この技術は、世界的な認証基準であるFIDO2に準拠しており、スマートフォンやPCの所有情報と生体情報を組み合わせることで、簡単かつ安全に本人確認を行うことが可能です。
同社は、ニュースレターやコラム、動画などを介してパスキーに関する情報を積極的に発信しており、お客様へのサポート体制も強化しています。特に、導入翌日にはログイン画面の改善を行うなど、お客様の声に基づいた迅速な対応が目立ちます。
代表取締役CEOのコメント
代表取締役CEO 柴山和久氏は、フィッシング攻撃の増加を受けて、6月にパスキー導入を決定した経緯を説明しました。彼は、「エンジニアやデザイナーが多く在籍する企業として、セキュリティ強化は最優先課題です。」と述べています。また、1日で1万人以上のお客様に利用され、安全な金融サービスへの期待の高さを実感したと力強く語りました。
パスキーの利用状況
9月4日時点で、利用者の約80%がスマートフォンを通じてパスキーを設定していると報告されています。これにより、より多くの人々が手軽に安全な金融サービスにアクセスできる環境が生まれています。
今後も、ウェルスナビはお客様からのフィードバックを日々分析し、さらなるサービスの改善に努めていくとしています。特に、同社の資産運用アルゴリズムは一般に公開されており、利用者が安心してサービスを利用できるよう透明性を確保しています。
ウェルスナビの特長
ウェルスナビのロボアドバイザーは、長期・積立・分散の資産運用を自動化しており、ノーベル賞受賞者の理論に基づいた厳選したETFを使用して約1万2,000銘柄に分散投資を行います。また、忙しい世代向けのサービスとして、わずか5つの質問で個々に最適な運用プランを提案。
さらに、「おまかせNISA」や「ライフプラン」といった多彩な機能を提供し、快適な資産運用をサポートします。手数料は年率最大1%で、NISAを利用するとお得に運用できます。
まとめ
ウェルスナビが導入したパスキーは、単なる新しい技術にとどまらず、ユーザーの安全を第一に考えた革新的な取り組みです。今後も、同社がどのようにサービスを向上させていくのか、注目が集まります。