アスクル、気候変動Aリストに選定
アスクル株式会社(東京都江東区、本社)が、国際環境非営利団体CDPより、気候変動に対する取り組みで最高評価を得て「気候変動Aリスト」企業に2年連続で選定されました。この栄誉は、企業としての環境意識の高まりを示し、持続可能なビジネスプラクティスを推進する企業への期待が高まる中での重要な出来事です。
CDPとその役割
CDP(Carbon Disclosure Project)は、企業や地方自治体の環境情報開示を促進する非営利団体で、2000年の設立以来、世界の金融機関と協働し、企業の環境影響を改善することに取り組んできました。2023年には、23,000社以上がCDPの質問書を通じて環境情報を公開し、評価を得ることが求められています。CDPのスコアは、持続可能な経済を構築するための重要な指標として注目されています。
アスクルのサステナビリティへの取り組み
アスクルは、特に「2030年CO₂ゼロチャレンジ」を掲げ、2030年までに自社の全事業所および配送トラックからのCO₂排出をゼロにすることを目指しています。このために、電気自動車の導入や再生可能エネルギーの使用拡大を積極的に進めています。現在、グループ全体の電力使用量の約64.8%が再生可能エネルギーに切り替えられています。
2016年からの取り組みを通じて、アスクルは国際的なビジネスイニシアチブにも参加。RE100やEV100に加盟し、再生可能エネルギーの目標達成に向け、具体的な行動を起こしています。また、SBT(Science Based Targets)からの認定を受け、持続可能な発展のための数値目標を定めています。
今後の展望
アスクルは、エシカルなeコマースを実現し、事業を通じて環境や社会課題の解決に貢献する姿勢を貫いています。気候関連の情報開示や支援プログラムにも参加し、企業としての社会的責任を果たしていく方針です。これからの活動が期待されるアスクルの挑戦は、他の企業にも刺激を与えることでしょう。
持続可能な未来に向けた取り組みを強化するアスクルの姿勢は、多くの企業にとって一つの指針となるでしょう。今後もその活動から目が離せません。