学生の力を引き出す新たなビジネス創出プログラム「CVCC」
2023年5月2日、一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)とKANDO株式会社は、学生起業支援プログラム「CVCC(顧客価値共創プログラム)」の本格始動を発表しました。このプログラムは、学生が自らビジネスを立ち上げるための支援を行い、彼らのアイデアを実現するためのプロジェクト型実践プログラムです。
プログラムの概要と目的
CVCCは、価値創造に興味を持つ学生を対象に、企業の経営者やリーダーと共に事業の成長課題を解決する企画を考える全8回の実践的なプロジェクトを含みます。プログラムを通じて得たアイデアをもとに、実証実験であるPoC(Proof of Concept)に向けたアイデアを磨き上げ、実際のビジネス環境での試行を図ります。
これにより、多くの企業が直面する商品やサービスの創出の課題に対して、学生の斬新な視点からの提案やアイデアを提供することを目的としています。KANDO社が開発した「Roles®」という価値創造のプロジェクトマネジメントメソッドを駆使し、創造的な思考を促進します。
実施の流れと参画大学
プログラムは、2025年4月から9月までの期間に行われ、特に大阪大学、大阪公立大学、及び立命館大学の学生が参加します。そして、3校合同での初回オリエンテーションも行われ、新しい仲間との交流が始まりました。
MUICとKANDOの協力体制によって、学生はビジネスの実践的なスキルを習得できる場が提供され、企業との強力なネットワークを形成することが可能です。参加する企業が得る利点としては、学生の新たな視点による事業成長アイデアが得られることや、学生との交流によって新たなビジネスチャンスを見出すことがあります。
参加企業と協力団体
プロジェクト全体のディレクションを担当するのは一般社団法人関西イノベーションセンターであり、KANDOは「Roles®」メソッドを使用して学生の成長を支援します。また、協力団体として「いのち会議」が支援を行うため、より多くの学生がプログラムに参加することが期待されます。
未来に向けた取り組み
このプログラムの開始は、学生と企業との人材交流を促進し、価値創造の過程を通じて次世代の人材育成に寄与することを狙っています。また、MUIC Kansaiが培ってきた社会課題解決のノウハウを活かし、学生がビジネスアイデアを提案することで、新たなイノベーションを生み出すことが期待されます。
今後の展開にも期待が寄せられる「CVCC」は、学生が主体となるビジネス創出の新しい形を示す革新的なプログラムになるでしょう。これにより、学生たちが持つ無限の可能性を実現し、未来のビジネスリーダーとしての成長が促進されることを願っています。