QuickSolution® Ver.13.3がもたらす新たな可能性
住友電工情報システム株式会社が、エンタープライズサーチ『QuickSolution® Ver.13.3』を2024年9月2日より販売開始するにあたり、その進化に注目が集まっています。本バージョンでは、生成AIのChatGPTとの連携が一層強化され、エンタープライズ向けRAGに最適化されました。これにより、企業内の情報をより効率的に活用できるようになります。
RAGに最適化したUIの改良
QuickSolutionの新しい画面デザインは、従来の優れたユーザーインターフェースを活かしながら、エンタープライズ向けRAG(Retrieval-Augmented Generation)に向けた最適化が施されています。例えば、高精度の検索機能では、ユーザーは特定の文書に絞り込んでから、ChatGPTとの対話を開始できます。これにより、必要な情報を的確に取得できるため、業務効率が一層向上します。
オンプレミスとクラウドの情報を一元的に検索
QuickSolution®は、自社運用のファイルサーバだけでなく、Microsoft 365やGoogle Drive、Boxなどのクラウドストレージに散在する情報も横断的に検索することが可能です。これにより、部門間での知識共有や業務の効率化が進むため、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する強力なツールとなります。
改善された検索と回答機能
この新バージョンでは、対話画面上で回答に必要な文書の選択や除外を行うことができ、ユーザーが求める正確な情報を引き出しやすくなっています。また、回答を生成する過程で使用した文書をすぐに参照できる機能も追加され、回答の妥当性を簡単に確認できるよう配慮されています。
さらに、ChatGPTとの連携オプションでは、AIの力を借りて業務上の質問に対する精度の高い回答が提供されます。これにより、日々の業務における意思決定を支援し、より迅速かつ正確な情報に基づいた行動が可能になります。
スーパーエコノミーを実現するパフォーマンス
QuickSolution®は、その速度と正確性から多くの企業に導入されており、発売以来5100以上のサーバへの導入実績があります。このスピードは、最大50TBのデータを2〜3秒で検索することができ、これにより企業の業務を迅速化することが期待されます。
今後の展望
住友電工情報システムは、AIを活用したデジタル技術の進展に応じて、さらなる製品の革新を追求しています。「AIで『探し方』改革!」をテーマに、今後のエンタープライズサーチ市場でのさらなる活躍が期待されます。
この新システムは、特に企業内でのナレッジマネジメントを強化したいと考える企業にとって、重大な選択肢となるでしょう。今後もWebセミナーや資料ダウンロードの機会が設けられるため、興味のある企業はぜひ参加して、日々の業務にどのように活用できるかを学んでいただきたいと思います。