海象観測ブイ設置
2025-07-31 10:22:15

青森県で海象観測ブイを設置!地域安全の向上に寄与する試験サイト

青森県六ヶ所村に海象観測ブイ設置



一般社団法人むつ小川原海洋気象観測センター(MOC)と神戸大学が共同運営しているむつ小川原洋上風況観測試験サイトが、青森県六ヶ所村むつ小川原港の海域に海象観測ブイを設置しました。このブイは、海象データを準リアルタイムで公開するシステムを持ち、地域の安全性向上に向けた重要な情報を提供します。

準リアルタイムデータの公開



7月から開始されたデータの公開により、当該海域での観測機器の精度検証を行うことができます。この試験サイトでは、風力事業や研究開発プロジェクトに関与する多くの関係者に対して、データを開放し、安全確保や作業効率向上の支援を目指しています。海象データは、港湾の安全確保にも欠かせない情報です。

準リアルタイムデータ公開はこちら

海象観測ブイの設置背景



海象情報は、洋上での風況観測の精度検証において重要な役割を果たします。特に港湾内での工事に従事する事業者や漁業関係者においては、波の高さや動きといったデータは安全な作業のために不可欠です。新たな海象観測ブイの設置により、試験サイトに限らず地域の産業活動や安全対策に寄与する情報を提供できることが期待されています。

設置概要



以下のような規模で海象観測ブイの設置が行われました。
  • - 設置場所: 青森県上北郡六ヶ所村むつ小川原港内(深さ約29m)
  • - 観測機器の技術仕様:
- メーカー: Sofar Ocean Technologies, Inc.
- 寸法: W420×H310mm
- 重量: 7.45kg(バラストウェイト含む)
  • - 主な観測項目:
- 波浪(波向・波高・周期)
- 表層水温
- 気圧

データの利用について



設置した海象観測ブイによるデータは、上記の通り準リアルタイムで公開されています。データセットが必要な方には有償で提供する計画もあり、学術研究など多方面での利用が期待されています。興味のある方はぜひ問い合わせてみてください。

未来への展望



MOCの小林英一代表理事は、海洋産業の安全性向上には、海象の正確な把握が重要だと強調しました。特に、地域の海域で蓄積された高品質なデータは、シミュレーションによる予測精度を大きく向上させます。これにより、作業対象海域においても、より信頼性の高い予測が実現できるでしょう。

川本和宏理事は、海象データの重要性を再確認し、地域全体での情報活用を期待しています。

むつ小川原洋上風況観測試験サイトの概要



この試験サイトは、青森県むつ小川原港内に設置され、国内初のリモートセンシング機器の精度検証が可能な洋上風況観測施設です。2024年4月から本格運用を開始し、広範な利用者にデータ提供を行い、地域貢献に努めています。公式サイト: MOC公式HP

企業概要



  • - 法人名: 非営利型一般社団法人むつ小川原海洋気象観測センター(MOC)
  • - 設立: 2024年3月
  • - 代表理事: 小林 英一

安全な海洋作業のためには、安定的かつ質の高い海象データの確保が必須です。この取り組みにより、地域の安全がさらに高められることを期待しています。


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会社情報

会社名
一般社団法人むつ小川原海洋気象観測センター
住所
東京都台東区浅草橋5丁目2−3鈴和ビル パズル浅草橋
電話番号

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