AIを活用したコールセンター支援サービス「コルサポ」を提供する株式会社エクサテックが、2025年7月7日に新機能「ノーコード対話フローエディタ」を先行公開しました。これは、現場のオペレーターやカスタマーサクセス担当者が、専門的なプログラミングスキルなしで自動応答シナリオを設計・更新できる画期的なツールです。
新機能の概要
新機能の導入により、コールセンターの運営における迅速な対応と属人リスクの低減が期待されます。特に、ノードを追加したり分岐させたりする操作がドラッグ&ドロップで直感的に可能です。これにより、シナリオ作成時間が最大で75%も短縮される見込みです。
さらに、FAQ型の応答を生成AIを用いて強化したハイブリッド型の応答システムを採用しており、ユーザーはワンクリックでルール応答と生成AI応答を切り替えたり併用したりできるため、回答の精度と柔軟性も兼ね備えています。
リアルタイムテスト機能に注目
新機能の魅力的なポイントは、リアルタイムプレビューが可能な点です。シナリオを“保存”するだけで、即座にテスト通話が実施できます。これにより、試行錯誤のサイクルが高速化されるため、現場での迅速な改善が実現します。
バージョン管理と権限設定の利便性
更に、過去の履歴が自動的に保存され、誤操作時には1クリックでロールバックできるバージョン管理機能も充実しています。これにより、チームでの開発がより安心して行えるようになります。また、権限ロール設定が可能で、「閲覧」「編集」「公開」の3段階に分かれており、ガバナンスを維持しつつ現場での権限委譲を実現しています。
先行利用プログラムについて
エクサテックでは、このノーコード対話フローエディタの先行利用プログラムを10社限定で無償トライアルとして実施しています。参加条件はフィードバックの提出と事例掲載協力に同意すること。トライアル期間は2025年7月7日から8月7日まで、料金は月あたりの音声利用が2,000分まで無償で提供されます。
開発背景と代表者のコメント
この機能の開発には、コールセンターの業務における属人化とリードタイムの課題が背景にあります。従来、IVRやFAQの設定変更はSIベンダーやIT部門に依頼しなければならず、数日から数週間を要することが多く、迅速なCXの向上が難しいという現場の声から、このノーコードアプローチが生まれました。
代表取締役の大西洋平太氏は、「コルサポは『AIを現場で育てる』という思想で進化しています。今回のノーコード化により、業務の生産性を向上させ、改善したいときに自分で直せる体制を構築します」とコメントしています。
会社概要
株式会社エクサテックは2022年12月に設立され、AIソリューション開発やクラウドサービス運営を行っています。本社は岩手県盛岡市に位置し、その公式ウェブサイトは
こちらです。
さらに詳細やお問い合わせは、担当の遠藤までご連絡ください。Email:
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