スパークリング日本酒「Garyubai Sparkling Sake」がawa酒に認定
静岡県の三和酒造が手掛けた「Garyubai Sparkling Sake」が、この度、一般社団法人awa酒協会の厳しい基準をクリアし、特別なスパークリング日本酒「awa酒」に認定されました。これは、フランスの伝統的な製法を取り入れた新たな醸造スタイルによって生み出された、日本酒の可能性を広げる一歩です。
10年にわたる研究と製造
「Garyubai Sparkling Sake」は、10年以上にわたる研究と試験製造を経て完成しました。瓶内二次発酵により自然な炭酸ガスを閉じ込める方法を採用しており、通常の「臥龍梅」の製造過程に比べ、倍以上の時間と手間がかかっています。この二次発酵による発泡感は、酵母由来のもので、非常に細かく滑らかな泡が特長です。
瓶内では「澱」が徐々に蓄積されていくことが問題でしたが、三和酒造はシャンパン製法、特にデゴルジュマン(澱抜き)を採用しました。この技術により、澱を丁寧に取り除くことで濁りのない、クリアな酒質が実現しました。結果として、「Garyubai Sparkling Sake」は特別なシーズンやお祝いやパーティーにぴったりのスパークリング日本酒となったのです。
awa酒の新たなスタンダード
「awa酒」とは?これは一般社団法人awa酒協会の基準を満たす特別なスパークリング日本酒であり、純米であること、瓶内二次発酵の天然ガスを保持していること、さらには透明で美しい酒である必要があります。「Garyubai Sparkling Sake」は、この厳しい基準をすべてクリアし、新たに認定を受けました。
商品開発の背景
三和酒造株式会社の専務取締役、鈴木孝昌氏は、スパークリング日本酒の開発に至った背景を次のように語ります。「国内の日本酒需要が減少している今、特に若者や外国人にも日本酒の魅力を伝えたいと思っています。このスパークリング日本酒は、食事との相性の良さからも、様々なお料理に合わせて楽しめる新しいスタイルだと感じています。」
日本酒の国内出荷量は直近20年で半減しましたが、逆に日本酒の輸出は20年間で6倍に増加しています。この流れを受けて、三和酒造は新しい商品を通じて日本酒の良さを広めることを目指しています。
商品詳細
- - 商品名: Garyubai Sparkling Sake
- - 内容量: 720ml
- - アルコール度数: 13度
- - 精米歩合: 60%
- - 醸造方式: 二次発酵
「Garyubai Sparkling Sake」は、興津川の伏流水を使い、南部杜氏の秘伝の技術をもとにしています。仕込みには10種類以上の原料米が使用されており、各地域の味や香りを楽しむことができるのが特徴です。
未来に向けた希望
三和酒造は、静岡県に位置し、1686年から続く伝統を守りながらも、常に革新を追求しています。今回のawa酒認定を機に、国内だけでなく、世界中に日本酒の魅力を発信していくことを願っています。新たなスパークリング日本酒の誕生は、これからの日本酒文化の進展を期待させるものであり、多くの人々に感動を与えることでしょう。
詳細情報や購入は公式オンラインストアでご覧ください。
Garyubai Sparkling Sake Online Store
会社情報
これからも「Garyubai Sparkling Sake」のさらなる発展にご期待ください。