杜設計が光を放つ:最優秀賞を受賞
宮城県仙台市の設計事務所兼工務店「株式会社 杜設計」が、宮城県木材協同組合主催の「第26回 みやぎ木造住宅コンクール」において、見事に最優秀賞を受賞しました。この賞は、地元の工務店や設計事務所による木造住宅の中から選ばれる価値あるものです。
杜設計は「お客様とともにつくる家」をモットーに、地域の特徴を最大限に生かした家づくりを行っています。今回の受賞は、地元の素材や風土を意識した住宅の設計と施工が評価された結果です。この取り組みを通じて、杜設計は理想の住まいを実現していくことを使命としています。
受賞作品の特徴
今回受賞した住宅は、薪ストーブが設けられたピットリビングが特徴です。お客様の「地元の木材を使いたい」という希望を実現するため、南三陸町から供給される「南三陸杉」をふんだんに取り入れました。特に注目すべきは、お客様自らが宮城の山へ出向き伐採した木材がリビングのあらわし材として活用されている点です。このように、杜設計は単なる設計者にとどまらず、お客様と共に家づくりに関与しているのです。
また、家全体を暖かく保つための薪ストーブは、東北の厳しい寒さに対応した設計となっており、ストーブの周りには仙台市秋保地域で採れる「秋保石」を使っています。これは地域の素材を積極的に暮らしに取り入れる取り組みの一環です。
開放的な空間デザイン
この住宅は、県内屈指の花火大会を楽しむために、開放的な設計が施されています。ワンルームのような空間で、さまざまな場所から花火を楽しむことができます。テラスと繋がる大開口の窓は、庭との一体感を生み出し、内と外が自然に繋がった空間を実現しています。これにより、住まい手は四季折々のイベントをより身近に感じることができるのです。
審査員の評価
審査員からは、この住宅が持つ心地よいデザイン性が高く評価されました。外観は木製サイディングに黒い扉が特徴で、薪が整然と積み上げられた外観は家の楽しみ方を語ります。居間は床が下がったことで空間に広がりを持たせ、大きな窓からは日差しが降り注ぎ、リゾート地のコンドミニアムのような快適さを提供しています。趣味の良さが随所に行き届いたインテリアは、居住者の希望と杜設計の設計者・施工者が見事に融合したものです。
木のマンションリノベーションの提案
杜設計は新たに「木のマンションリノベーション」プロジェクトを開始しました。コンセプトは、地域に根ざした快適な住まいの選択肢を提供することです。今後も、杜設計は地域の素材を使用した家づくりを続け、お客様とのコミュニケーションを大切にしながら、理想の暮らしをカタチにしていきます。
杜設計の取り組みや詳細については、公式ウェブサイトをぜひご覧ください。地域の文化と素材を生かした住まいづくりを興味のある方は、ぜひ訪れてみてください。
まとめ
杜設計が受賞した最優秀賞は、地域の風土を活かした家づくりの重要性を再認識させてくれる出来事です。これからの住宅建設においても、杜設計のように地域への愛着をもって取り組む姿勢が求められることでしょう。