甲府の街とアートの融合「雑踏展」2025
山梨県甲府市で、障害のある方が制作したアート作品を集めた企画展『雑踏展』2025が、2025年10月11日から20日まで開催されます。このイベントは、地域の共生社会の実現を目指しており、昨年の初開催を経て、今年も多くの作品が展示されることになりました。
イベントの概要
『雑踏展』は、甲府市の中心部を舞台に歩きながらアートと触れ合うことができる独自の取り組みです。障害者のアート活動を幅広く紹介し、作品に込められたメッセージや作家の想いを感じることができる機会です。今年は県内外から10名のアーティストが参加し、1,200点以上もの作品が展示されます。
オープニングセレモニーは、初日の10月11日に甲府銀座通り商店街で行われ、作家によるギャラリートークも行われる予定です。このイベントは無料で入場でき、事前の申し込みも必要ありません。
展示会場
『雑踏展』の作品は、甲府市内の6つの異なる会場に展示されます。具体的な会場は以下の通りです:
- - A:ギャラリー1045甲府(甲府市丸の内2-3-2)
- - B:山梨デザインセンター(甲府市丸の内1-6-1)
- - C:ギャラリー&レンタルスペースRigel(甲府市丸の内1-13-6)
- - D:atelier hk(アトリエアッシュカ)(甲府市中央4-3-24)
- - E:gallery C jewelry shop & green tea café(甲府市中央1-1-10)
- - F:TO-CHI(甲府市中央1-4-4)
各会場では1〜3名の作家の作品が展示され、様々なスタイルのアートに出会うことができます。
出展作家
今年の『雑踏展』では、県内外から選りすぐりのアーティスト10人が参加します。県内作家には、関根悠一郎、深沢重裕、堀内昭宏、湯泉佐智子、横山岳史の5名が、県外からは岩瀬俊一(滋賀県)、コバヤシカオル(埼玉県)、東本憲子(大阪府)、三科琢美(鹿児島県)、山際正己(滋賀県)の5名が参加し、それぞれの独自の視点でアートを表現しています。
情報発信
『雑踏展』の公式ウェブサイトやInstagramでは、最新情報が掲載されているほか、展示作品を紹介するZINEも無料配布されます。このZINEには、作家への取材記事や作品との向き合い方などが取り上げられ、各会場を巡回する際のガイドとしてもお役立ていただけます。
さらに、作家を紹介する動画もYouTubeチャンネルで公開される予定で、作品制作の背景や作家の思いを知ることができます。
3Dウォークの制作
会期終了後には、展示された作品や会場の様子をスキャンした3Dウォークも公開される予定です。これにより、実際に会場を訪れられなかった方々にも、アートとの対面体験を提供します。
まとめ
『雑踏展』は、ただのアート展示ではなく、障害のある方が持つ多様な才能や視点を理解し、共生社会の実現に向けた第一歩を考える貴重な機会です。甲府の街を巡りながら、多彩なアートと共に新たな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ためらいなく、周囲の仲間とともにこのアートの祭典に足を運んでみましょう。アートが私たちの生活にどのように豊かさをもたらすか、感じることができるはずです。