新たな写真表現が甦る"Tempusgraph"
7月19日(土)から8月11日(月/祝)にかけて開催される、外山リョウスケ氏の作品展「Tempusgraph 二十四節氣:Colors of Time」が注目を集めている。この展覧会では、彼が独自に開発した写真技法『Tempusgraph』を用い、時間の移ろいを鮮やかな色彩で表現した作品が初披露される。
Tempusgraphとは?
『Tempusgraph』は、時間そのものを写し取ることを目的とした新たな写真技法である。この技法を通じて、外山氏は日本の二十四節気シリーズから29点の作品を制作した。これらは、四季折々の色合いや雰囲気を視覚化したもので、観る者に自然のリズムや時間の変化を感じさせる。
開催情報
展覧会はGalerie GEEK/ARTで開催され、本展は入場料無料で公開される。施設は東京都渋谷区神宮前6-23-6に位置し、月曜と水曜を除く平日の午後や週末に訪れることができる。また、大人気の合同展示「Tempusgraph:拡張する写真の地平」も同時期に開催されており、こちらも無料で楽しむことができる。
アーティストの背景とビジョン
外山リョウスケ氏は、アトリエ シャテーニュから支援を受けながら活動している写真家であり、光と時間の本質に迫る作品作りに取り組むアーティストである。『Tempusgraph』は彼のこれまでの研究成果の集大成ともいえる技法であり、未来から過去へと流れる時間の一瞬を切り取り、写真の新たな可能性を探求するものだ。
彼は「かつて多くの偉大な芸術家たちが光の探求をしていたが、私の技法『Tempusgraph』に込められた光学現象は、見出されていなかった」と語る。彼は現在、圧倒的な光の現象を利用する中で、来るべき時代における写真の再定義に取り組んでいる。
作品展示の魅力
本展では、外山氏による各作品の展示が行われ、ただ作品を見るというだけではなく、その制作過程や技法そのものを体験できる場ともなっている。参加者は作品の完成形だけでなく、発想の過程から具現化に至るまでのプロセスを理解することができるため、より深い考察や感動を得ることができるだろう。
会場一帯は訪れる人々に、光と時間をテーマにした壮大な物語を体験させる。また、GEEK/ARTが誇る独自の視覚が織りなすアート体験は、多くの来館者の心を引きつけること間違いなしだ。
ギャラリーGEEK/ARTの役割
GEEK/ARTは、アートを通じて異なる文化や価値観をつなぐことを目指している。この展覧会もその理念に基づき、アートの力を通じて人々の想像力をかき立てる役割を果たしている。彼らの公式サイトやSNSでは、展覧会の最新情報やイベント内容が随時更新されているので、ぜひチェックしてほしい。
この作品展は、光と時間が交差する新たな体験を提供するものであり、アートの未来を感じる貴重な機会だ。外山リョウスケの傑作を目にするチャンスを、ぜひ皆さんお見逃しなく!
最後に
『Tempusgraph 二十四節氣:Colors of Time』の展示は新たな芸術の潮流を体感できる良い機会となっている。興味のある方はぜひ足を運び、その奥深い世界に触れてほしい。