JOINSとSMOUTが地域企業のお仕事マッチングを開始！人手不足で悩む地方を支援

JOINSとSMOUTの業務提携による新サービス

JOINS株式会社（本社：長野県）と株式会社カヤック（本社：神奈川県）による業務提携が、2025年2月1日からスタートしました。この提携では、「地域企業のお仕事マッチング」という新たなサービスが提供され、地域の企業と人材を結びつけることを目指しています。特に、地域での人手不足を解消し、働き方や暮らし方の選択肢を提供することが主な目的です。

提携の背景

日本国内では少子高齢化が進行し、地方における生産年齢人口が減少しています。そのため、多くの地域で深刻な人手不足が発生しています。2024年の総務省の報告によれば、地方では転出超過が続いていることが明らかにされています。近年のリモートワークの普及により、柔軟な働き方が注目されている中、地方での副業や兼業の需要も高まっています。

実際、パーソルキャリアの調査によると、都市部に住む約6割の会社員が地方での副業に興味を持っているとされています。こうした背景から、JOINSとSMOUTはそれぞれの強みを活かし、地域の課題解決に向けた取り組みを強化することに決めました。

新サービスの内容

新しく開始される「地域企業のお仕事マッチング」サービスでは、SMOUTのウェブサイトを使い、希望条件を登録した利用者に対し、JOINSが求人情報の紹介やキャリアの棚卸し、自己紹介シートの作成をサポートします。このプロセスを経て、ユーザーは地域企業へのマッチングが可能となります。

また、就業が決まった後には、SMOUTが移住や地域での新生活に必要な情報を提供し、利用者が新たなスタートを切る際の不安を軽減します。

50代以上のニーズにも対応

新サービスは特に50代以上のユーザー層をターゲットにしており、最近ではアクティブなシニア層が増加しています。この年齢層の方々は、経験を活かし地域での仕事を希望する傾向があります。JOINSは、このような層に対して地域の求人情報を提供し、セミシニアおよびシニア層に新たな雇用の機会を創出します。

地方創生への貢献

この取り組みは、人手不足の解消だけでなく、地域創生にも寄与するものです。地域で働くことを希望する人々にとって選択肢が広がることは、地方企業にとっても新たな人材の発掘につながります。また、JOINSとSMOUTの提携によって、両者は地域での「仕事」と「暮らし」を一体的に支援します。

今後の展望

SMOUTとJOINSは、地域社会に関心を持つ方々に向けたイベントも開催する予定です。2025年2月20日には、都内で「50代からの移住と地域でのフレキシブルな働き方」をテーマにしたリアルイベントを実施しました。このような情報提供や交流の場を通じて、地域への関心を高めるとともに、新たなキャリアの形成を支援していく考えです。

人材の供給と地域企業のニーズを結びつけ、持続可能な地域経済の発展を促進するため、JOINSとSMOUTは今後も積極的に活動を続けていくでしょう。地域での新しいライフスタイルを提案するこの取り組みが、より多くの人々に支持されることを期待しています。